今回は季節のイベントでもあります。
菖蒲湯について色々な角度から掘り下げて行きます。
菖蒲湯に入るのはいつ?
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菖蒲湯に入る季節は、5月あたりが良いと言われています。
これには諸説があるのですが、旧暦の5月に夏至の時期に
因みに、今年の夏至の日は現在の暦で6月21日となって
います。
そのため全国的には5月5日となっていますが、現在の
暦である6月21日に菖蒲湯のイベントを行っている
温泉もあるようです。
菖蒲湯に入る意味とは?
さて、前の項で菖蒲湯に入る時期について
書いてきましたが、ここからは意味について
書いて行きます。
この習慣が始まったのは江戸時代で邪気を払う
と言うことで良い風習として認知され現代まで
受け継がれています。
菖蒲は尚武になり、それがまた変換され
勝負と置き返されて菖蒲湯は子供が
元気に育つように願いが込められていることと
また葉っぱの形が剣のような形をしていることも
由来しています。
そのためゴールデンウィーク期間中の5月5日に
菖蒲湯に入ると言う風習が出来上がりました。
しかし最近ではその風習すら知らないという
人たちもいるかもしれません。
それもそのはず、最近では5月5日ゴールデンウィーク
こどもの日、休みと言うことが先行していますが、こんな
イベントが隠されていたとは驚きですね。
また、菖蒲湯と菖蒲酒とちまきを食べれば邪気を
払い疫病や災いから逃れられると言われてています。
元々5月は、凶の月と言われており行動を謹みなさいという
言い伝えがあり、その言い伝えに則って菖蒲湯が行われて
来ました。
また地域や世代によって菖蒲湯を知らないと言う世代も
いるようで特に関西地方では、菖蒲湯に入ると言う
風習自体が存在しないようです。
また、住宅事情などから鑑みても風呂が狭いので
菖蒲湯の風習を知らない若い世代もいるみたいです。
若い世代で知らないと言うのは、各家族化していて
年配者からそういった知識を吸収する時間が極端に
減っているからだと感じてしまいますね。
菖蒲湯の入り方ややり方が重要?
基本的にスーパーや花屋に行って菖蒲の花を購入します。
その時に遣う物は、サトイモ科のものを使用します。
花菖蒲は、香りが発生しませんからお風呂の浴槽に
入れても期待通りの効果を感じることが出来ないと
考えて下さい。
5月5日までに日にちの余裕がある場合は、その日まで
冷蔵庫やバケツに水を入れて刺しておくだけでも
数日日持ちがしますので消費期限的な物はあまり
心配ありません。
こちらの方で予約しておくなんて言うのもありですよ!!
また、お風呂に入るときは予め菖蒲の花を何本かに
束ねておき、値がついた状態で10㎝から16㎝
位でお風呂を沸かす前に入れておきます。
そうする事で沸いたときには菖蒲の香りが浴室に
良い感じで染み渡ります。
その後は、入浴するだけで邪気を払うことが出来ます。
また赤ちゃんがお風呂に一緒に入浴する際は、葉っぱに
触れない方が良いかもしれません。
日頃の生活で癒やされることが少ない現代社会ですから
菖蒲湯に浸かって癒やしの時間を
感じてみるのもたまには良いでしょう。
菖蒲湯の効能は?
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さて菖蒲湯は、菖蒲の花の根から出る精油成分が
含まれており、鎮痛や肩こりを沈める効果があり
血行促進、リュウマチ、筋肉痛、冷え性、神経痛
腰痛などに効きます。
普段から冷え性であるまたは神経痛がある等の
場合は入浴の際に菖蒲を入れてお風呂に入ると
若干症状が緩和される可能性がありますので
試してみて下さい。
冷え性については、他の人よりも血管が硬く
なっている可能性があり、放置しておくと
脳梗塞などを起こす可能性がありますから
今回菖蒲湯に浸かる事によって血管を柔らかく
するように促してみては如何でしょう?
また、筋肉痛に関しては普段遣わない筋肉を
無理矢理使ってしまった事による炎症ですから
基本的には休ませるしかありません。お風呂は
リラックスする場所ですから、普段よりもゆっくり
浴槽に浸かり筋肉痛を癒やしてみましょう。
年齢が若ければ一日睡眠を取ると大体が回復しますが
年齢を重ねると回復度合いが遅くなるので菖蒲湯の
力を借りてみましょう。
普段運動をしていないと血管も
なかなか柔らかくなりません。
そのため普段から血管を柔らかくするように
考えておきましょう。
お風呂の入浴の仕方もシャワーだけの方が
デメリットもあるようで例えば体が芯から
温まっていないので便秘や冷え性などの
目に見えない病を抱えているようで
やはり浴槽に浸かり体の芯から温める
その方が体には将来的にはプラスとなりそうで
手間を考えるとシャワーの方が効率的で良いのですが
基本的に日本人は浴槽に入った方が体にも合っている
そんな感じを受けました。
今回の菖蒲湯を機会に入浴習慣を見直すそんな行事に
なれば良いのでは無いかと感じてしまいました。
結び
今回は菖蒲湯について書いてきました。
正直地域差もあることには驚きですね。
関西では菖蒲湯の習慣自体が存在しない
また世代によっても菖蒲湯の習慣を
知らないと言うことが解りました。
しかしながら良い習慣であるという事が
今回の記事を書いて解りました。
そのため浸透していくと良いのでは
無いかなそんなことを考えました。
そのためには積極的に上の世代と
交流を持つこと、それにより
昔からあるイベントを教えてもらえる
機会も増えてきます。
今度のゴールデンウィークなどに
祖母や祖父と連絡を取り会ってみると言う
行動を起こして見ては如何でしょうか?
来られる方も悪い気はしないはずです。
また、サザエさんを見るというのも
昔の風習を知るキーワードの一つ
かもしれません。