「宝くじが当たりますように」
誰もが1度は願ったことがあるお願いですよね。
毎年やってくる7月7日の七夕を、皆さんは何をお願いしますか。
毎回同じ願いを書いている、という人が多いのではないでしょうか。
幼いころは「サッカー選手になりたい」「警察官になりたい」「消防士になりたい」と夢は変わるのに、大人になると同じ願いばかりが浮かんでしまう。
今年は、いつもと違う願い事を書いてみるのはいかがでしょうか。
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七夕の短冊に書く願い事の書き方の注意点は?
出典元:https://fujikuro.blog.so-net.ne.jp/2008-07-06
七夕というと、織姫と彦星が年に1回だけ会える日として知られています。
二人を引き裂くのは、天の川、と呼ばれ、流れるように光る星たちが有名です。
もともと、七夕は「字を書いて、書道や勉学の上達を図る」というのが目的で、短冊を書くようになりました。
ですので「健康」や「恋愛」については書かれておりません。
現代ではそういった歴史は問題にされておらず、様々な願いが記されています。
では、「七夕の短冊は誰に祈るために書いているのだろう」と疑問に思ったことはないでしょうか。
上記のように、短冊へのお願い事はもともと、「短冊にでも何でも書いて、努力をする」というのがベースです。
あらゆる紙に書くほど、そうなりたい!という強い気持ちを持つことが表れています。
ですので、短冊にお願いを書くというのは、誰かにお願いをする、というより、「未来の自分に目標を立てる」というのが目的です。
「誰に祈るのか」と言われると、「未来の自分のために、いまの自分が決意表明をする」というのが正しいのです。
とはいいつつも、みなさん、私利私欲のために「○○が欲しい」「○○になりたい」と「努力することなく、手にいれたい願い」を書いているのではないでしょうか。
これでは七夕の由来に基づいておりませんし、叶うわけないですよね。
七夕の短冊に書いてはいけないことは?
出典元:https://illustmansion.com/summer/Tanabata/tanzaku
「いまの自分に決意表明をする」ために書く短冊ですので「~になりますように」「~したい」というお願いはできません。
あくまで自分が出来ることを前提に書きましょう。
例えば「お金持ちになれますように」という願いがある場合は、「お金持ちになれるよう、転職をする」「お金持ちになれるよう、○○と○○という資格を○月までに取る」というように、自分が具体的に動けるよう書くのがベストです。
上記で短冊を書く理由については書きましたが、みなさん「織姫と彦星」のお話を覚えていますか?
なぜ2人は1年に1回しか会えなくなってしまったのでしょう。
天の神の娘であった織姫は、機織りが得意な女の子でした。
そして天の川の対岸に住む、彦星は牛追いをしており、一生懸命働く男の子です。
織姫が年頃になったとき、結婚相手として彦星を選ぶのですが、2人はとても仲がよく、一緒に暮らしていると、機織りも牛追いもサボってしまうようになりました。
それを見かねた、天の神が「このままではいけない」と1年に1回会うのを約束として、天の川を隔てた別々に住まわせたのです。
ですので、2人が短冊に書くのであれば「織姫と七夕に会うために、七夕以外の日は牛追いを必ず頑張る」「彦星と七夕に会うために、七夕以外の日は織物を頑張る」になります。
何かを成し遂げるために、努力をする。
これが七夕に短冊を書く原点です。
私たちが短冊を書く七夕には、織姫と彦星は、2人のことで精一杯で、私たちのお願いは聞いていないので、自分の心でお願いしましょうね。
七夕の短冊の願い事の例を大量に紹介!
出典元:https://hosiya.at.webry.info/200805/article_6.html
キャリアップ系
・キャリアアップのために、○○(資格名)をとる
・資格をとるために、毎日○時間練習、勉強する
・将来の自分を見据えて、待遇のいい会社へ転職する
・○年以内に昇格する
健康系
・今年こそは親知らずを抜く
・数値を改善させるために、食生活を見直す
・風邪をひかないように、基礎代謝を上げるため週1でジムへ通う
・痩せるために、ランニングを毎日30分する
・栄養を採るために、バランスよく3食食べる
・栄養をバランスよくとるために、サプリメントを必ず飲む
・代謝をよくするために、毎日水を2リットル飲む
・代謝をよくするために、ストレッチを30分する
勉強・スポーツ系
・偏差値を上げるため、志望校へ受かるため、1日○時間勉強する
・苦手な教科を克服するため、最初からテキストを見直す
・サッカー選手になるために、毎日ボールに触る
・早く走るために、毎日50メートルを5本は走る
・怠けた体を元に戻すために、毎週フットサルへ参加する
恋愛系
・同棲、結婚するために1カ月○万円貯金する
・結婚するために、○月にプロポーズする
・結婚するために、○月に告白する
・結婚するために、○月までに連絡先を聞く
・結婚するために、○月までにデートに誘う
・相手を大切にするために、家事を毎日手伝う
・幸せにするために、毎日3回は、笑顔にさせる
まとめ
七夕の歴史や、短冊の意味を知ってしまうと「宝くじに当たりますように」と書いた自分が、なんだか欲深い人に思えてきてしまいます。
人間ですから、当たり前のことですが、自分で努力をする、ということを怠らないように、未来の自分に宣言してみましょう。