毎年やってくる「母の日」
2018年は5月13日(日)となっております。
母の日といえばカーネーションを贈るのが定番となっております。
ですが、せっかく頂いても長持ちしない、という方には、挿し木をいて繁殖させるのがおすすめです。
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カーネーションの挿し木の仕方や方法は?
出典元:https://hanaya87.com/library/flower/624
挿し木は株の1部を切り取り、繁殖させることを言います。
1.まずは、軸となっている太い茎から映えている、若い茎を15cmぐらい切り取ります。
この時1本だけではなく、何本も同じように用意してください。
必ずすべてが咲くわけではないので、数で勝負です!
2.先端に残っている葉があるので、それを残して、それより下を取り除きます。
下のほうについた葉が、土と触れ合ったり、距離が近いと蒸れてカビが生える原因になります。
3.剪定はさみで切った茎の切り口を、1日ぐらい水につけておきます。
切り口がつぶれてしまうと、水をしっかりと吸いとれないので弱ってしまいます。
切れ味のいいはさみを用意してください。
4.清潔な土を用意して、そこへ用意した挿し木を挿す。
この時も、切り口がつぶれてしまうと、水や土からの栄養を補給できないので、一度割り箸などで、土に穴をあけて、そこへカーネーションの茎を挿しましょう。
5.土が乾燥しないように、受け皿に水が染みわたるぐらい上から水を注ぎます。
その時、お花に直接かからないよう、土に水をあげてください。
受け皿に水がたまりますが、カビの原因にもなるので、こまめに捨てて下さい。
また、半日陰に鉢を置いておきましょう。
このとき日にあたりすぎると、水分が足りなくて土が乾燥する原因にもなるので、気をつけましょう。
6.土の表面が発根します。
咲かないつぼみや、黄色の葉は栄養が行きとどいていないので、取り除きましょう。
本当に発根しているのか確認したいと思いますが、絶対抜かないでください!
一度抜いてしまうと、その後土に馴染まず、成長しないことが多いです。
カーネーションの挿し木の行う時期は?
出典元:https://greensnap.jp/post/51529
挿し木を行う時期は、カーネーションを頂く4月から6月ごろがおすすめです。
ですが、挿し木の際は、「蒸れ」に注意です。
カーネーションは土が蒸れてしまうと、カビが発生しやすいお花です。
梅雨の時期と被りますので、そんな時は、雨があたらない軒下に保管しましょう。
また9・10月も花の成長期ですので、おすすめですが、寒くなる時期ですので、温度管理が必要です。
夏や冬は、お花は咲かない時期です。
その分春と秋は成長しやすい時期なので、肥料などをあたえるとぐんぐん大きくなると思います。
また鉢が小さすぎると大きく育たないので、この秋の成長シーズンに、花の様子を見ながら、鉢を変える植え替え作業をおこないましょう。
伸びすぎた葉や、茎があれば、お花へ栄養を行き届かせるためにも、早めに取り除きましょう。
カーネーションの挿し木のためには切り花が重要?
出典元:https://horti.jp/383
挿し木のためには鉢植えじゃないとだめ、と思いがちですが、花束で頂いた切り花でも、挿し木にすることは可能です。
その際も、上記の方法と同じで大丈夫です。
花束で頂くカーネーションは茎が細いものもあるので、茎を切る際は、十分に注意が必要です。
延命剤といって、切り花専用の水揚げを持続させる活力成分を水に薄めて、与えるのもいいかと思います。
また、通常のお花は、茎の先端にできますが、「脇芽」といって、主茎ではない茎と同じ場所から、小さく生えている茎が大事です。
この脇芽があったほうが、挿し木が成功する確率が上がります。
もし、お花屋さんで選ぶときがあれば、脇芽を気にして選んでみて下さい。
カーネーションの挿し木で必要なものは?
出典元:https://tokidoki-engei.com/blog-entry-101.html
挿し木の際必要なものは、上記の挿し木の方法で記載した通り、よく切れるハサミ・培養土・鉢植え・受け皿・割り箸です。
また場合によっては、切り花用の活力剤や、肥料も必要です。
また、挿し木をして発根して大きくなってくれば、鉢を植え替える必要があります。
一回り大きな鉢を用意し、そこに、水切り用のネットを敷きます。
水はけがよくなるように、鉢の底には粒の荒い赤玉土を敷きましょう。
その上から培養土をかぶせます。
この時、取りだしたカーネーションの根がしっかり隠れる深さで入れて下さい。
元のカーネーションの土は無理やり根とはがす必要はありません。
強い力ではがそうとして根が千切れてしまっては弱ってしまうので、優しく土を揉みこむようにほぐして
ぱらぱらと土を落とすようにしてください。
これを秋に行っていくと、だんだんカーネーションも強くなっていきます。
また、せまいんじゃないかと思って、花壇などに植えようとする方もみえますが、カーネーションは鉢植え向きです。
温度や湿度管理が必要なお花ですので、時期や気候にあわせて家の屋内外へ移動させる必要がありますので、気をつけてください。
あなたも育ててみませんか
これを読むと、なんだかとても難しくて面倒くさそうなお花ですが、育てるのが大変な分、咲いた時の嬉しさがあります。
お子さんにもらったカーネーション、長持ちさせて大事に大事に育ててみてくださいね。