火事見舞いというのは文字通りの意味で、
火災に遭われた方へのお見舞いを示す言葉ですが、
気になるのは金額の相場やのし袋の書き方等に
なってくるのではないでしょうか?
そこで今回は、火事見舞いの金額の相場や
のし袋の書き方というテーマでお送りさせて
いただきますね!
火事見舞いの金額の相場
参照元:https://www.omimainomanner.com/saigaimimai6.html
まず、火事見舞いの金額の相場について
触れさせていただくと一般的に縁が深いほど、
金額も高くなる傾向にあります。
例を挙げると祖父母や両親、兄弟姉妹が渡す場合は
3万~10万程と金額も大きくなるのに対し、
親戚だと1万~3万程度、友人や知人が渡す場合や
会社・取引関係から贈られるケースでは5千円から
2万円となっていますね!
また、一般的な相場も存在しており、最低でも
5千円は包む必要があるとされていて、1万円は
用意するのが普通だと言われています。
ただ、こうした一般的な相場を当てにするよりも
ケース毎に決められている金額を用意する方が
確実だと言えるのではないでしょうか?
一般的な相場が5千円~1万円だったからといって
家族にも関わらず1万円程度しか用意していないと
常識がないと思われてしまう可能性も出てきますから、
基本的には自分の置かれている立場に応じた金額を
用意するのが望ましいかと思いますよ!
火事見舞いののし袋の書き方やおすすめ
参照元:https://momomamablog.pink/archives/6504.html
火事見舞いののし袋の書き方についてですが、
火災と一口に言っても様々なケースが存在しており、
のし袋の表側に書く言葉もいくつかありますので、
ご紹介させていただくと
・火災(出火)お見舞い
・類焼御見舞い
・近火お見舞い
などが挙げられます。
まず、火災(出火)お見舞いに関してですが、
これは一般的に火災が起きた場合に使われる
書き方で、家から出火した等、渡す相手の家が
火事になった時にはこの書き出しになりますね。
次に類焼御見舞いに関してですが、これは
他人の火事に巻き込まれて自宅が被害を受けた
場合に用いられる書き方で、耳慣れない言葉かも
しれませんが、火事のケースとしては少なく
ありませんから、覚えておいて損はないでしょう!
最後に近火お見舞いに対してですが、これは
上記の2つとは若干タイプが異なるもので、
直接被害は受けていないものの、近くで火災があり、
その騒動に巻き込まれた場合の書き方になります。
また、注意点として挙げられるのが、
赤色の帯が入っている封筒や赤が使われている
ものを使うのは必ず避けるようにすることですね!
理由として、近火お見舞いは別としても実際に被害を
受けた人からすると火を連想する赤を使うことは
火災を思い出させてしまうことになりますから、
御見舞いのつもりで渡したにも関わらず、相手の
心を傷つけるような真似をしてしまえば、何にも
なりませんので、この点には特に注意が必要に
なるかと思います!
それから、これも注意点として挙げられることですが、
のしマークのある袋は使わないことも覚えておいて
ください!
のしマークというのは画像のようなマークを
言うのですが、のしという言葉は「伸ばす」という意味が
あり、病気の場合には病気が長引きますようにという
意味合いになってしまい、火災のケースを例に取ると
不幸が長引きますようにという意味にも
捉えられかねないため、これも避けた方がいいですね!
なので、無地の白封筒が好ましいとも言われている
ものの、それではあまりにも味気ないですので、手間かも
しれませんが、のし袋を購入し、それから、水引とのしを
外して渡すやり方をお奨めしますよ!
火事見舞いの言葉の例文
参照元:https://kakaku.com/okurimono/lifeevent/mimai/saigaikazimimai_okaeshi.html
火事見舞いを渡すにしても一文を添える必要が
ありますから、「どのような文面を書けばいいのか?」と
いうのも気になるところではないかと思います。
例文としては
この度は不慮のご災難、お見舞い申し上げます。
お体の方は大丈夫でしょうか?
私にできることがあれば、何でも遠慮なく
おっしゃってください。
突然の事で落胆なされているかと思いますが、
気持ちをしっかり持たれ、一刻も早い復興を
お祈りしています。
取り急ぎ、お見舞いまで
といった感じで短くまとめつつも相手を労わる文言を
入れ、復興を願う旨の言葉で結ぶのが一般的ですね。
もちろん、この通りに書く必要はありませんので、
あくまでも参考程度に留めていただければと思い
ますが、このときの注意点として挙げられるのは、
忌み言葉は避けること、原因に触れないこと、
追伸は使わない等になってくるでしょうか。
忌み言葉とは症状が長引くことや繰り返すこと、
不吉なことを連想させる言葉を示すもので、
災害に遭ったにも関わらず、繰り返すことや
不吉なことを連想させる言葉が文言として
使用されていれば、誰でも不快に思うものですし、
ましてや不幸に遭ったばかりの人にそれを
してしまうのは失礼に当りますよね?
ちなみに離れ離れ、苦しい、失う、重ね重ね、
再びといった言葉は忌み言葉になってきますので、
極力、使用しないようにしてください!
また、出火原因について触れるのもNGで、
失火、もらい火どちらであったとしても
誰かの不注意が元となっている可能性が高く、
当事者からすれば、触れられたくないことの
はずですので、これも注意しておきたい
ポイントになります。
結び
以上、火事見舞いの金額の相場やのし袋の
書き方についてでした。
金額的な相場を知ることも大事なのですが、
それと共に渡す際の文面についても
気を付けておく必要が出てきます。
火事に遭った人は情緒不安定である可能性が
高いですので、文面を考える時にも細心の
注意を払っていかなくてはいけません!
お金だけでなく、相手の気持ちを慮ることも
重要になってくる話ですから、ただ、
お金を渡して終わりにせず、相手を気遣う
ことも求められるのではないでしょうか?