気になること

オキザリスが増えすぎた時の対処法や原因は?球根からの育て方は?

オキザリスは和名のカタバミの方が
通りが良いでしょうね。

白、黄、ピンクなどの小さなかわいい花
がチャーミングですが、世界中では800
種類以上もあるそうです。

寒さにも強く、水やりも時々でOK、肥料
も殆ど不要、病害虫もあまり寄りつかな
いという、非常に育てやすい花なのです。

育てやすく手がかからないので、大変人
気のある花です。

繁殖力も旺盛で、たいしたことをしなく
てもたちまち増えていきますが、あまり
にも強すぎて増えすぎるという、困った所もあります。

 

そこで今回は、オキザリスが増えすぎた
時の対処や、育て方などを見ていきましょう。

オキザリスが増えすぎた時はどうする?

オキザリスは繁殖力が至って強いのです
が、それも人間にとっては時にはデメリッ
トになりますね。

増えすぎて始末に困る場合も多いようですよ。

そのような場合は、対処法としてはこの
ような方法があります。

  • 除草剤を使う
  • 掘りおこして捨てる
  • 鉢に植え替える
  • 放置する(笑)

除草剤を使うのも一つの方法ですが、オ
キザリスは薬品にも強いので、余程大量
に使わないと、完全に除去は難しいでしょう。

除草剤は環境汚染の問題もありますし、
あまり多量には使えません。

掘りおこして捨てるのも、中々難しいです。

小さな根が残ったり、球根が残ったりし
て、これも完全除去は相当手間がかかりますね。

 

鉢に植え替えるのは、一番手軽で確実な
方法です。

上の部分が枯れた時に、球根を掘りあげ
て植え替えればよいでしょう。

幾らオキザリスが繁殖力が強いと言って
も、鉢の外にまで繁殖はできませんからね。

どうしようもなければ、放置するのも一法です。

放置するというと言葉は悪いのですが、
グランドカバーとすれば、とてもきれいでしょう。

オキザリスは除去の困難な植物の中でも
折り紙付きなので、地植えにする時には
よく考えてすることが大事でしょう。

球根からの育て方は?

オキザリスは白、黄、ピンクなど様々な
色の花を咲かせて、見る人の目を楽しま
せてくれます。

熱さ寒さにも強く、育てやすい草花なのです。

オキザリスとは?

オキザリスの学名はOxalis、これをその
まま読んで「オキザリス」になったわけですね。

 

和名は「はなかたばみ」ですが、「カタバミ」
の方が通りが良さそうです。

種はカタバミ目カタバミ科カタバミ属
となっています。

原産地は南アフリカと中南米です。

オキザリスは草丈5cm~15cm程の小さな草です。

世界には800種類程存在し、日本では30
種程の品種がありますが、自生している
のはその内の5種類だけです。

花は冬咲きと春咲きがあり、朝になり
陽が当たると花を開き、夕方に陽ざしが
陰ると閉じます。

また、曇りや雨の日にも花を閉じるとい
う性質をしているのです。

生命力が強く、地を這うように増えていき、
次々と花を咲かせていきます。

オキザリスの和名カタバミは、その愛ら
しいハート型の形で、古来から日本では
愛されている花です。

家紋にもカタバミは多く取り入れられ、
家紋のベストスリーにも入っているのです。

平安時代や鎌倉時代から、武家の間では
繁殖力の強さから子孫繁栄、家が途絶えない
という意味から、縁起のいい植物とされていました、

そのため、武家の家紋には多く使われるようになったのです。

オキザリスの育て方

まず選び方ですが、例年3~4月頃と、
9~10月頃に苗が売り出されます。

茎や葉が立っていて元気がよいものを選びましょう。

置き場所と温度は、
日当たりの良い場所を選びましょう。

夏の直射日光にも強く、35℃程までなら大丈夫です。

 

冬の寒さにもかなり強く、3℃~5℃なら問題ありません。

 

夏咲きの方は3~4月に苗を植え、
冬咲きの方は9~10月に球根を植えます。

5号鉢に鉢底石を敷き、培養土を入れたら
1~2cmの深さに球根を植えましょう。

地植えの場合は球根同士の間隔は5cm
ほど開けてください。

 

用土は、あまり神経質になる必要はあり
ませんが、種によっては、酸性に弱い種
もあるので、その場合は石灰を入れて中和しておきます。

手入れとしては、
乾燥に強いため、水をあまり与えなくても育ちます。

鉢植えの場合は、土が完全に乾ききってから水を与えます。

また、休眠期は水やりは控えめにします。

肥料はほとんど必要ありません。

むしろ与えすぎの方が害があります。

病害虫については、オキザリスにはほとんどつきません。

ただし、赤ダニがたまにつきますが、
その時には洗い流して駆除します。

 

球根を取るときは休眠期にとります。

とった球根は網などの通気性の良い袋に
入れて保存します。

夏越しと冬越しは、土に植えたままで可
能ですが、水やりは控えめの方がよいでしょう。

鉢植えの場合の管理法

発芽したら、初期から日に当てて株元を
健全になるように、株元がぐらつかない
ようにします。

水やりは、発芽後1カ月位が根の張る期間
なので、十分に与えます。

その後は水は控えめにし、茎葉がやわら
かくなりすぎないないように育てます。

水のやり方は、鉢土の表面が白く乾燥す
るまで水は与えず、晴天時にたっぷり与えます。

 

雨天や曇天時には水はやらない方がよいでしょう。

秋植え種は夜間、気温が0度以下になると
葉が傷むので、12月上旬頃から3月中旬頃
までは、室内に取り込みます。

レグネリー、ルブラ、デッペイなど種に
よっては、株が大きく育つので、1サイズ
大きい鉢に植え替えます。

オキザリス(カタバミ)の家紋

鎌倉時代から江戸時代にかけて、日本の
武家の家紋にはカタバミ(オキザリス)
が多数取り入れられていました。

片喰(かたばみ)紋やその派生形の家紋
は、十大家紋の一つとして、家紋数の
第2位であり、家紋の9%を占めているのです。

藤・桐・鷹の爪・木瓜とならんで、
片喰は五大紋の1つとされているのです。

尚、木瓜は「きゅうり」ではなく、
「もっこう」と読みます。

きゅうりを輪切りにしたものから、家紋
化したと言われていますが、しかしどう
見てもきゅうりの輪切りには見えないデザインですね。

この丸に木瓜は、織田信長、樋口一葉、
三船敏郎などが使用していました。

片喰紋は、花の片喰(オキザリス)をそ
のまま家紋にしたもので、剣をあしらっ
剣片喰紋がとりわけ多いのです。

その理由は、武家の間では
繁殖力の強さから子孫繁栄、家が途絶えない
という意味から、縁起のいい植物とされていたからでしょう。

 

この片喰紋を使用していた武家は、
長宗我部元親や宇喜多秀家、酒井重忠
など多士済々です。

 

武将以外でも、サツマイモの青木昆陽、
作家の坂口安吾、映画監督の黒澤明、
そして森田必勝なども、この片喰紋を使用していたのです。

青木昆陽や坂口安吾、黒沢明については
説明の要はないと思いますので、ここでは
森田必勝を紹介しましょう。

三島由紀夫割腹事件

この森田必勝は、かの有名な
三島由紀夫割腹の際に介錯をした人物です。

この事件は、1970年(昭和45年)11月25
日 、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地において起こりました。

三島由紀夫と楯の会のメンバー4名は、
総監室に乱入、総監を拘束した後、
バルコニーで自衛官のクーデターを促す演説をしました。

 

そして演説後、三島は割腹自殺を遂げた
のですが、その際の介錯をしたのが、森田必勝なのです。

 

介錯とは、割腹の際に脇に立ち、割腹者
の首を絶つ役目の人物で、剣の腕と割腹
者の胆力を見極める能力が必要です。

例えば、割腹者が充分胆力があると見れ
ば、存分に腹を切ってから太刀を振るいます。

 

相手が未熟者と見れば、刃を手にとった瞬
間、又は腹に突き立てようとした瞬間に首
を打ちます。

尚、三島の切腹は、後に警察医の所見で
は、傷は筋肉を貫いて腸にまで完全に到達
していて、しかも横一文字に切り捌いていたそうです。

 

監察医も、「凄い胆力だ!」と感嘆しておりました。

森田にはそれなりの胆力はあったと思わ
れますが、相手が敬愛する三島由紀夫で
あるためか、2度失敗してしまいます。

そして楯の会の一人、古賀が一太刀で首
の皮一枚残すという、古式の作法に則っ
て切断したのです

その後森田も腹を切り、殉死をとげたのです・・・

 

結び

オキザリスは非常に生命力の強い植物の
ため、地植えの時などは、増えすぎて困
るということが起きます。

その場合の対処法は、除草剤を使ったり、
掘りおこして捨てるなどがありますが、
一番確実なのは鉢に植え替えることでしょう。

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