春4月桜の頃・・・
夢を抱き、希望に燃えて入学した大学です。
しかし、大学は高校とは違い
クラスというものはありません。
いつも同じ教室で同じ席、隣に座ってい
る人も同じ、ということはないのです。
しかも、大学での部活は専門的競技的
性格が強く、中々入りづらい面があります。
まあ、サークルという高校の部活に近い
ものはありますが・・・
そのようなわけで、大学で待っているの
が、友人がいない、気軽に話せる人がい
ない、という、孤独な状態です。
これがいわゆる『ぼっち』ですね。
ぼっちは辛いよ!
というわけで、今回は大学生での辛い
ぼっちと、友達の作り方やぼっちを乗
り切る方法などを見ていきましょう
ぼっちは辛いよ
男は辛いがぼっちはもっと辛い!という
のは、今や定説になっていますね。
桜と共に憧れの大学生となりましたよ。
さあ、これでオイラ(又はあたい)も大学
生、まだ18だけど酒飲んでも文句言われ
ない、タバコ吸っても叱られない!
事実上の大人扱いです。
しかし・・・
その大学では友人が、できない、みつか
らない、作れないの三内丸ない遺跡。
一月もしない内に近くには人がいないよ
うになりました。
そうか!
これがぼっちなんだ、と気がついた時は、
時既に遅し・・・
一人寂しく学食で蕎麦をかっこんでおり
ました。
ああ・・・これが噂のぼっち飯かと、しみ
じみと蕎麦の味を噛みしめます。
蕎麦は噛みしめられないけど、孤独は
噛みしめられます。
まわりは皆楽しそうに談笑しながら、賑
やかに豪華フルコース(のように見える
のです)、こなた一人ぼっち蕎麦。
大勢の友達と毎日宅のみ居酒屋ビアホー
ル、彼女(又は彼氏)と一緒に学食デー
ト、夢の大学生活の筈だったのに、現実は・・・
この差は大きいです。
嗚呼!ぼっちはつらいよ!
しかし、お立ち会い!
ぼっちにも三分の理、気の持ちよう一つ
で、ぼっちは無間地獄ではなくなります。
ぼっちにもメリットはあるのです。
ぼっちのメリット
- ぼっち学生はなんでも自分で出来るようになる
- 時間的に余裕があるので、やりたいことに打ち込める
- ストレスが少ない
- 不要な出費を抑えられる
ぼっち学生はなんでも自分で出来るよう
になるのは、当然でしょう。
友人には頼めないし、そもそも友人がい
ないので相談すらできません。
いやでも自分で調べて自分でやる
しかないのです。
その結果、大抵のことは自分一人ででき
るようになってしまいます。
時間的に余裕があるので、やりたいこと
に打ち込めるのは、大きなメリットですね。
友人とのつきあいや、部活あるいはサー
クル活動は大変楽しいのですが、相当の
時間を取られます。
その時間がそっくり空いてしまうのです
から、時間の余裕は十分にあります。
その時間は資格を取るための勉強をする
もよし、好きな趣味に打ち込むもよし、
勉学に励むのもまたよし。
有用な資格を取っておけば、将来の就職時にも役に立ちますし、勉強に励むことも成績に反映してきます。
根暗・ぼっちと言わば言え!
大学は学問を学ぶ所なのだよ、ナンパの場所じゃない!
バイトをすれば金銭的余裕も増えますね。
ストレスがないというのは、友達つきあ
いにはかなり神経を使うものです。
部活やサークル活動では先輩後輩という
関係もありますし、更に神経を使います。
ぼっちにはそれが全く無いのです。
しかも、時間も金銭も相手の都合を配慮
することなく、使い方は自分の意志だけ
で全て決めることができます。
この気楽を一度味わえば、もうぼっち以
外にはなりたくない、とさえ思うでしょうね。
ぼっちには不要な出費を抑えられる、
というメリットもあります。
友達つきあいの飲み会やデートの出費が
全て不要になるわけです。
これらの出費は、学生の生活の中でもか
なり高額になる場合がありますが、それ
がそっくり不要になるのですから、これは大きいです。
余った分のお金は。資格取得用の費用や、
自分の趣味に使うのもよいでしょうね。
いかがです?
これだけのメリットがあるぼっちは、
大学の華なんですよ!
え? それでもやはりぼっちはいやなんですか?
ならば次項を読んでくださいな。
ぼっちを乗り越える大学での友達の作り方は?
華のぼっちにはなりたくなく、やはり友
達が欲しいという、奇特な人の為に大学
での友達の作り方を書いてみましょう。
友達はボーフラのように自然に湧いて出
るものではありません。
自分で努力して作らなければならないのです。
それができない、或いはしたくない人は、
華のぼっち生活を堪能してくださいな。
これがぼっち或いはニアぼっち
(ぼっちに近い状態の人)が、すべきことです。
- 自分から声をかける
- 同じようなぼっち候補を見つけて仲良くなる
- 同じ授業を一人で受講している人に話しかける
- ゼミに所属する
- サークルに入る
- SNSでよさげな相手を探す
- 話しかけられやすい雰囲気を作る
- 新歓やオリエンテーションを活用する
自分から積極的に話しかけることは、
友人捜しの鉄則です。
初めての大学生活で、一人で不安な学生
は沢山います。
右も左も見知らぬ人ばかりの時に、
誰かに声をかけられれば、ほっとする
ものです。
自分の身になって考えても、それは同じでしょうね。
なので不安や躊躇はひとまずおいておい
て、まず積極的に話しかけましょう。
同じようなぼっち候補を見つけて仲良くなる
同じ授業を一人で受講している人に話しかける
これも上記と同じ理由からです。
果報は寝て待てと言いますが、
友達は寝ていては得られないのです。
ゼミやサークルに所属するのも一法ですね
サークルでは同好の人が多く、話も弾み
やすいでしょうし、頼れる先輩やうまの
あう後輩もできます。
友達作りには最強の場所です。
大学でのゼミは、10人程度の小さなグループが多いです。
少人数なので自然とつながりも深くなり、
友人もできやすいのです。
最近では、SNSでよさげな相手を探すこと
も多いようですね。
twitterやLINEなどですと、直接相手に
面と向かい合うのではないので、
話しかけもしやすいかと思います。
話しかけられやすい雰囲気を作るのは、
個人の性格の問題なので、いきなり言
われても困難ではあります。
とはいえ、いつもむすっとした顔でろく
に話もせず、スマホばかり見ているのでは、
人は近づいて来てくれません。
できるだけ、のんびりおっとりした雰囲
気を作るように心がけましょう。
新歓やオリエンテーションを活用するのも良いでしょう。
そこでは、ニューカマーの懇親が目的で
すから、自然と親しくなる機会が多いです。
新歓やオリエンテーションは全て出る、
位の気持ちでいればよいと思いますよ。
ぼっちのデメリットは?
ぼっちにはメリットがないわけではありません。
ないどころか、かなり強力なメリットもあります。
とはいえ、ぼっちはやはり不利な点も多いのです。
プラマイ合算すると、恐らくはマイナスになるでしょうね。
ということで、ぼっちのデメリットを見てみましょう。
- ぼっち飯はつらいよ
- 話し相手、相談相手がいない
- ぼっち学生は過去問の入手が困難
- ぼっち学生は授業を休めない
- ぼっち学生は就活が困難
ぼっち飯がつらいというのは、ぼっちの
代表的デメリットですね。
他の学生は友人同士、或いはカップルで
楽しそうに食事をしているのに、一人
寂しく味気なく、黙々と食べなければなりません。
まして、その楽しそうなグループから、
じろじろと遠慮なく眺められ、ちらち
らと「ぼっちが・・・」とか「ぼっちは・・・」とか聞こえてきたら・・・
これはもう、デメリットどころかレミゼラブルそのものですね。
時には空いているテーブルがなく、
相席しかない場合もあります。
そんな時に「ここ空いてる? 座らせて
ね」と気軽に言えるなら、そもそもぼっ
ちなどになりはしません。
ではどうするかというと、1個100円のパン
を購入して、立ったまま水で流し込みます。
それがいやなら昼飯ぬきです。
嗚呼!無情!
話し相手、相談相手がいないというのは、
単に寂しいと言うだけではなく、実務的
にかなり不利なこともあります。
授業のわからない所を聞いたり、有益な
情報を得たりすることができないからです。
ぼっちは過去問の入手が困難なこともその一つです。
教授によっては過去の特定の問題が出る
ことも多く、その情報があるとないとで
は、成績に切実な差が出ます。
ぼっち学生は授業を休めないのは、
代返を頼む相手がいないからです。
それに休むと講義の進行に遅れてしまい、
たちまち講義が理解できなくなります。
ノートを借りればよいじゃないかって?
それができないから『ぼっち』というんすよ!
というわけで、留年一直線になります。
ということで、ぼっち学生は就活での苦労は必至です。
就活は情報収集が重要です。
「この会社はこんな所を重要視する」と
か、「こんな質問が多いぞ」とかいうも
のですね。
その情報の提供相手は先輩や同級生です
が、ぼっちにはどちらもいません。
これだけ多くの艱難辛苦を抱えたぼっちクン。
それでもこの世にぼっちは存在するのです。
結び
色々と書いて来たけど、やはり
ぼっちは辛いよ!
確かにぼっちにはぼっちのメリットはあ
りますが、プラマイを計算すればデメ
リットの方が遙かに多いでしょうね。
学食での侘びしいぼっち飯、周囲の無遠
慮な視線、密かな囁き声、どれも遠慮な
く心に突き刺さってきます。
でも、ぼっち乗り越え、ぼっち解消
の方法もあるのです。
ぼっちの人の共通点は、万事消極的とい
うことでしょう。
性格の改造は非常に難しいですが、それ
をやらなければ死ぬまでぼっちのままです。
思い切って脱ぼっちを試みてくださいな。