雪だるまという言葉を聞きますと、子供
の頃の想い出が蘇ってくる人は多いこと
でしょうね。
一面の銀世界で、白い息を吐きながら
雪を転がした懐かしい想い出。
東京では滅多にないことなので、余計記
憶に残っているのです。
都会の人は都会なりに、雪国の人は雪国
なりに、雪だるまの想い出は尽きないと
思います。
その雪だるまにも、簡単にしかもカッコ
良い雪だるまを作れる方法があるようなのです。
そこで今回は、雪だるまの作り方や作るための道具類、さらにはいろいろな雪だるまなどを紹介していきます!
Contents
雪だるまの作り方を詳しく紹介!
雪だるまを作るというのは、簡単そうに
見えて実は案外難しいものです。
ただ気の向くままに雪を転がしていたの
では、歪な形になってしまいます。
どうせ作るなら美しくかわいい雪だるま
を作りたいものですよね。
雪だるま作りは、まず最初に雪の玉をい
かに丸く形良く作るかにあります。
雪玉が歪でもそれなりに味はありますが、
やはりまん丸の方がきれいに見えるのは
確かです。
雪だるま作りに適した雪は、
水気を多く含んだ湿雪です。
いわゆるパウダースノー(乾燥粉雪)は
スキーには適していますが、雪だるまを
作るには難しいですね。
その理由は、パウダースノーは固まりに
くく、うまく球形に仕上げるのが困難
だからです。
以下、雪だるま作りの手順です。
1 まず小さな雪の玉を作ります。
大きさはリンゴとスイカの中間程度がよ
いでしょう。
2 この雪の玉を雪の上で転がし、段々と大きくしていきます。
一方向ばかりに転がすと歪になりやすい
ので、時々方角を変えながら転がして
いきます。
又、転がす速度もゆっくりと少しずつ
進めて行きます。
早く大きくしたいと勢いよく転がしたり
すると、形が悪くなりますよ。
尚、雪のないところに転がしたりしますと、良い形になりません。
3 その間には時々パンパンと雪玉を叩いて固めます。
固まりにくい雪質の場合は少量の水を振
りかけながら叩けば、固まりやすくなります。
4 この雪玉を大小2つ作り
大きい方が胴体で、小さい方が頭になる
わけですね。
大きさの比率は、3:5あたりが一番見栄
えが良いようです。
5 大きい雪玉の上に小さい雪玉を載せます。
雪だるまをおく場所には、しっかりとし
た土台も必要です。
土台が不安定では雪だるまも不安定になります。
できるだけ平らな場所を選び、おく前に
は数センチの雪をしいて軽く水をかけて
おきましょう。
又、胴に頭を乗せる時には、単に乗せた
だけでは安定しないので、大小の雪玉の
接着部分に、少量の水を振り
かければ、うまくくっつきます。
6 この雪だるまに木の枝やニンジンなどで手と顔を作ります。
雪だるまの目は、ボタン類やペットボトル
のキャップなどを、黒く塗ったものを使い
ます。
目は赤でもよいのですが、ちょっと怖い感
じになりそうですね。
鼻は、みかんかニンジンなどがよさそうです。
頭には、バケツを帽子代わりにしたり、ハン
チングやあれば山高帽などもおもしろそうですね。
これにて雪だるま完成です。
尚、注意点としては、あまり大きくする
と、頭を胴に乗せる時に重すぎてギック
リ腰になったりします(笑)。
東京などではめったにありませんが、パ
ウダースノーの場合は、うまく丸くする
のは非常に難しいです。
その場合は、前に書いた水かけが有効です。
雪玉を転がしながら水をかけていけば、
雪質はほぼ湿雪と同じになり、きれいな
丸になります。
雪を転がさない作り方というのもあります。
雪を転がさない作り方
これは札幌などの雪祭りで行われている方
法の応用です。
但し、ある程度の積雪量がないとできませ
んので、関東などでは無理かも知れませんね。
1 雪だるまの設置場所に雪を集めます。
2 ある程度集めたら、スコップ等で雪を叩き、押し固めます。
3 雪だるまの高さになるまで雪を固めていきます。
4 雪だるまの形に雪を切り崩していきます。
形の良さはこちらの方法の方が良いかも知れませんね。
こちらは雪だるま作りの動画です。
雪だるまを作る時に家にある便利なものは?
雪だるま作りに必要なものは、以下のよ
うなものです。
大半は買わなくても家にあるものですね。
- 手袋
- ジョウロ
- ザル・ボウル
- ビー玉や、ペットボトルの蓋(目)
- ニンジン・ミカン(鼻)
- バケツやニット帽(帽子)
- 木の枝など(手)
- スコップ
まず手袋は絶対に必要なアイテムです。
素手では焼きダルマ作りはできません。
なるべく厚手のもので、濡れにくい素材
が良いでしょう。
スキー用の手袋などあれば、それが良い
かと思います。
ジョウロは雪に水をかける時に使います。
特にパウダースノーの時には必需品です
が、普通の雪の場合でもあった方が
うまくきれいに作れます。
ザルやボウルは、最初に雪玉の素を作る
時に使います。
同じ大きさのものが2つ必要で、2つに雪
を入れ、それを
合わせて雪玉の素を作ります。
ビー玉や、ペットボトルの蓋は目用です。
ニンジン・ミカンは鼻に使いますが、
ジャガイモやサツマイモを使う人も
いるようです。
バケツやニット帽は雪だるまの頭に被せ
ますが、これはアイデア次第で色々なも
のが使えますね。
木の枝などは手にしますが、
これも他に使えるものがありそうです。
スコップは雪をかき集める時に使います。
なくても間に合う場合が多いですが、
用意しておけば安心できます。
口ですが、これは
つけない人の方が多いようですね。
つける場合は、ゴボウやキュウリ、
ロープなどを使う人もいます。
これらの雪だるまの各部分は、工夫とア
イデア次第で色々なものが使えますので、
よさげなものを試してみてくださいね。
色々な雪だるま
雪だるまを作るのは日本だけかと思って
いたら、とんだ間違いでした。
雪だるまは世界各国で盛んに作られてい
たのです。
ところが、日本の雪だるまは2段重ねです
が、西洋の雪だるまは3段重ねが大半です。
これはなにかいわれでもあるのでしょうか。
日本の雪だるまは、江戸時代には既に
あったようです。
しかし、その頃の雪だるまは今のような
形ではなく、文字通りの『だるま』型の
ものだったそうですよ。
そしてそのだるまさんにお供えなどもし
たと言われています。
このだるまが時代と共に変化して、今の
二段重ねのスタイルになっていったので
しょう。
西洋の雪だるまは英語では「snowman
(スノーマン)」と呼ばれています。
そのため最初から人型だったのでしょうね。
色々な雪だるま
雪だるまには随分と様々なキャラクター
が使われています。
代表的なものとしては、
ジブリやディズニーの登場人物
があります。
又、人気マンガやご当地キャラまで雪だ
るまとして登場しています。
色々な雪だるまの例を挙げてみましょう。
- 「アナと雪の女王」に出てくるオラフ
- 人気マンガのスヌーピーやアンパンマン
- ベイマックス
- ジブリのカオナシやトトロ
- ご当地キャラのふなっしー
- お菓子の雪だるま
- 新聞紙とアルミホイルで作れる雪だるま
「アナと雪の女王」に出てくるオラフは、
雪だるまとしても大人気です。
オラフの特徴はその形とオレンジ色の
お鼻ですね。
普通の真ん丸の雪玉ではなく、
上の玉は楕円にすれば、
オラフっぽくなりますよ。
鼻はニンジンがぴったりです。
トマトもよいのですが、
時期的に入手しにくいでしょうね。
スヌーピーは白色なので、雪だるまには
ドンピシャでしょう。
カオナシやトトロは作るのがかなり難し
そうです。
これは前項で書いた雪を
積み上げてから削り出す
方法の方が良さそうですね。
お菓子の雪だるまというのもありますね。
あら塩・卵白・ブラックペッパー・木の
枝を材料にして作ります。
あら塩に、卵白を適量混ぜて、適度に堅
くなる程度にします。
これを雪だるまの形に整え、ブラックペッ
パーで目を、木の枝で口や手をつければ、
完成です。
新聞紙とアルミホイルで作る雪だるま
の
作り方です。
新聞紙をくしゃくしゃに丸めてボールの
ようにし、それをアルミホイルで包みます。
大小2つ作って小さい方を大きい方に乗せ、
目鼻をつければできあがり。
雪だるまにも色々あるのですね。
結び
雪だるまの作り方のコツとしては、歪に
ならないようにうまく転がす、というこ
とに尽きます。
適当に方向を変えながら、転がしていき
ます。
その間には、時々ジョウロで水をかけ
て軽く叩くと固まりやすく、うまくいき
ます。
雪だるま作りに必要なものは、まず手袋、
そしてジョウロ、ザルかボウルです。
雪だるまには普通のものだけでなく、
オラフやカオナシ、トトロなど、人気
キャラの雪だるまもよく作られています。
ご当地キャラのふなっしーまであるそうですよ。