凍死してしまう条件や温度は?直前が熱いから苦痛?場所は?

冬が近づいてきて外にいると「凍死」してしまうんじゃないかという不安にかられますよね。

毎年事件にもなって何人か亡くなっているわけですがじゃあ

「どのようになったら凍死をしてしまうの?」

疑問に思いましたので調べてみました。


凍死をしてしまう条件は?

凍死条件温度

凍死って人間が固まってしまう事を思うかもしれませんが死因の病名は低体温症です。

低体温症はその名の通り体温が下がってしまう病気なのですが人間の体温は37℃前後に落ち着いています。

しかいこの体温が実が1℃下がるだけで人間の体には大変な異常が起きるんです。

軽度低体温症(35~32℃)の症状
全身の震え
無気力、意識がはっきりしなくなる
呼吸が早くなる
手足の血管が収縮し、冷たく蒼白になる

中等度低体温(32~28℃)の症状
震えが止まり、筋肉が硬直し始める
錯乱し、服を脱ぎ棄てたり、意味不明の言葉をしゃべったりする
呼びかけても反応しなくなる
呼吸が遅くなる
不整脈が出てくる

高度低体温(28℃以下)の症状
痛みを加えても反応しなくなる
致死性の不整脈が出てくる
自発呼吸がなくなる。

このように低体温症にも段階があるんですね!

凍死になってしまう温度は?

凍死条件温度
さて自分の体温が下がってしまうことが凍死に繋がると紹介しましたが、

その低体温症になる温度はどのくらいなのでしょうか?

先ほども紹介しましたが低体温症で死んでしまうことが凍死ということになるのですが、低体温症になる温度というのは実はそんなけ低いわけではなくて時間で考えると分かりやすいですね。

  • 3℃〜0℃ 3時間前後で低体温症の初期発症。
  • 0℃〜−3℃ 2時間30分前後で低体温症発症の1期発症。
  • それ以下の気温 2時前後で低体温症の1期発症。

となっています。

しかし服装や風の有無で変わってきますが大体の温度別の紹介です。

何もしていなかった場合の時間ですのであったかい飲み物や湯たんぽなどあっためることができるともっと低体温症を防ぐことができます。

凍死の直前は熱い?

凍死条件温度
ドラマなどで凍死している死体なんかは半袖などになっていることが多いのですがそれには理由があるんですよね。

凍死とといえば感覚的に寒い〜寒い〜で死んでいきそうなイメージがありますが実は全くその逆で凍死になりかけている直前は熱いんですよね。

もちろん熱いといっても実際は外も寒いですし体温も下がっているのですが脳は全く別の感覚がきているんです。

みなさんも風邪を引いたことがあると思います。39℃なんかなると体温がとても熱いですよね。

体は燃えるような暑さなのに少し肌が外気に触れていると寒気をしたりなんて感覚はなったことがあると思います。

その感覚が自分の体温が35℃以下になるとなってしまうんです。

理論的には体温が下がりすぎてしまうと体内から熱を作ろうとして脳が内臓や心臓などの機関に熱を作れと命令した後は、

脳がこんなけ動かしているのだからあったかくなっているでしょう!

と幻覚が起きてしまうことが原因です。

矛盾脱衣という言葉がありますがこの言葉は凍死している人が服を脱いで死んでいるという事例のことなのですが、原因はこの理由だと言われています。

つまり凍死する時は体が熱いと幻覚して熱いと感じているということですね。

凍死する時の苦痛は?

凍死条件温度
あまり考えたくないですが、亡くなる時の苦痛というのはどうなのでしょうか?

私も含め読んでいる人が実感できないところではありますが

凍死の場合は苦痛はないと言われています。

もちろん痛みという意味でですが凍死の場合の低体温症発症してしまうと最終的には呼吸困難や機能不全で亡くなることが多いのでは苦しみ的にはとても楽な部類と言われています。

確かに楽な部類なのですが、機能不全からの呼吸困難や先ほど紹介した矛盾脱衣が起きてしまうほどの熱は普通は耐えられないと言いますからやはり嫌なのは嫌ですね。。

凍死してしまう場所は?

凍死条件温度
凍死のリスクが高い場所はもちろん山などの標高が高い場所はリスクがありますが、

標高とか関係なく例えばですが東京や大阪の都市部でも凍死の可能性はあります。

実際に2016年に東京の上野駅でホームレス方が低体温症=凍死している事件があります。

あまり話題にもなっていない事件なのですが実際に去年の東京で凍死している人がいる事実は見逃せません。

低体温症というのは実は一過性のものではなくて、日々の生活で低体温症に常になってしまう人もいるんです。

普通の人でも平熱が低めな人はいますがこれはそれはこの比ではありません。

平熱が低い人でも35・8℃前後だと思いますが、低体温症になった人は35℃になってしまいます。

35℃というのは低体温症の1期にあたりますから体の疲れや不調はずっとある状態です。

そこであったかくしないでずっと35℃をキープしていると慢性的に低体温症だと2期の症状が出てきたり内臓の動きなんかも悪くなったりしますので凍死になってしまうのは間違いないんですよね。。

この男性が亡くなった時の気温の最低気温は7℃と凍死しそうな気温ではないのですが上記のような理由で凍死になってしまう可能性もありますので山じゃないからといって油断が出来ないんですよね。

最後に

今回は凍死になる条件や死因、気温について紹介してきましたが、

家にいても低体温症になってしまう可能性もありますので気をつけてくださいね。

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