雪かきをしないとどうなる?被害がでる積雪の量や時間は?

雪が降る地域に住んでいる人にとって冬の日課になる雪かき。

 

 

場所によっては一日に何回も

行わなくてはいけないので、

「毎日するのは面倒くさい・・・」

とたまにサボってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

 

では、雪かきをしないままにしておくとどうなるのでしょうか。

 

 

雪かきをしなかったことによって

どのくらいの被害がでてしまうのか、

雪害について詳しくご紹介していきます。

雪かきをしないとどうなる?

 

『出典元』『https://goo.gl/images/imhVWD』

 

地域によっては、長い間雪が積もり

続けるので雪かきをしないと

外に出るための扉や窓が開けられなくなる可能性があります。

 

 

仮に外に出られたとしても屋根に

たまった重い雪が頭上に落ちてくることもあり、とても危険です。

 

 

また、通勤や外出で車を使う場合も

車の出入りが困難になり、放って

おくとタイヤが埋まり車を動かせなくなってしまいます。

 

 

道路や歩道では、雪が少しずつ溶けて

つるつるの硬い氷になるので、

小まめに雪かきしないと車の

スリップや歩道での転倒による事故が多発します。

 

 

雪かきの被害はどのようなものがある?

 

『出典元』『https://goo.gl/images/BW2wwQ』

 

雪が多く降る地域では、毎日こまめに

雪かきをしないとすぐに積もって

しまい、事故を引き起こす原因に繋がると言われています。

 

 

北海道や新潟などの豪雪地帯では、

朝と夕の2回に分けて行い、

人によっては3回以上雪かきをすることもあります。

 

 

山の方に住む家だと、雪かきをせず

放っておくことで窓が塞がって

しまったり、玄関が開けられなくなってしまいます。

 

 

そうなると、ガスストーブを使って

いる家庭では換気ができないので

一酸化中毒の危険性が出てきます。

 

 

また、家の屋根に積もった雪を放置

していると重くなった雪が落下

してきて車がへこんでしまったり、

人に直撃してけがや死亡事故に繋がる可能性があります。

 

 

古い建物だと、最悪の場合屋根が

雪の重さに耐えられなくなりそのまま

天井を突き破って落ちてくることもあります。

 

 

家の外の公道でも除雪が間に

合わなかったり、積雪が早すぎると

圧雪により道路が凍結する

アイスバーン現象」となり、車の事故を引き起こします。

 

 

積雪の被害の他にも、雪による

人的被害の7割が雪かき中の事故と

テレビなどでも取り上げられており、

雪下ろしや除雪中の事故による

死者も出ているほど雪害は恐ろしいものです。

 

 

雪かきをしないことでも事故や被害は

起こりますが、雪かき中の事故にも十分気をつけなければなりません。

 

 

そこで、雪かき中に多い事故の例

気を付けなければいけないことをご紹介します。

 

 

雪かき中の事故に多い例と気を付けること

 

まず初めに挙げる例として、雪が

溶けてツルツルに凍った地面を

歩く際に転倒してしまい、頭を強打

する事故が毎年のように起こっています。

 

 

転倒を防ぐために重視するべき

ポイントは雪かきを行う時の格好で、

特に足元に注意しなければなりません。

 

 

雪かきを行う際は、滑りにくい

スパイクが付いているスノーブーツが好ましいです。

 

 

これを履くことによってしっかりと

スパイクが雪に刺さり滑りにくくしてくれます。

 

 

次に、一人で屋根に積もった雪を

下す途中に落雪が起こり生き埋め

状態にされてしまうケースも雪かき中に起こりやすい事故の1つです。

 

 

気付かれず発見が遅れることが多く

死亡事故になってしまう危険性があります。

 

 

こうならないように雪かきは一人では

行わずに、近所の人とコミュニケーションを取りながら一緒に行いましょう。

 

 

また、雪かきをしている最中は

たくさんの汗をかいているので

こまめに水分補給をしましょう。

 

 

脱水症状になることで心筋梗塞

不安定狭心症を引き起こす恐れがある

ので周りの人と水分補給の声を掛け合いましょう。

 

 

心筋梗塞・不安定狭心症はお年寄りに

多いですが若い人でも起こる可能性はあるので、十分に気をつけましょう。

どのくらい雪が積もったら雪かきをする?

 

『出典元』『https://goo.gl/images/Hrd2p8』

 

雪かきの基本的なタイミングとしては

10センチ以上積もったら始めるのがベストです。

 

 

天気によって雪の状態が変化するので

こまめに降雪予報をチェックすることをおすすめします。

 

 

次の日が暖かくなる予報が出ている

場合は、雪が溶けやすくなるので雪かきを行いましょう。

 

 

水分量が多い雪(湿雪)が積もった

場合、夜になり気温が下がったことに

より水分が凍り硬い雪になってしますので早めに雪かきを行いましょう。

 

 

湿雪の見極め方は、雪同士がくっつき

やすく簡単に雪玉が作れるような質感の雪です。

 

 

また、除雪車が通るような地域に

住んでいれば、除雪車が来る前に

雪を集めておくとまとめて持って

行ってくれるのでタイミングを合わせて雪かきを行うのがベストです。

 

 

除雪車が来る時間帯は地域に

よって異なりますので、ホームページなどで調べてみてください。

 

 

都心部のようなあまり雪が降らない

地域では雪が積もることはめったに

ないので、降り終わってから雪かきをした方が効率的です。

 

 

雪かき時の服装は厚着ではなく防水重視で

 

雪かきを行う時、外は寒いので厚着を

してしまいがちですが、雪かきは汗を

かき脱水症状になりやすいので着込みすぎるのは避けましょう。

 

 

また、溶けかけの雪が服につき

たくさん濡れるので防水加工のある

服を着て、雪が隙間から入りやすい

靴、手袋、帽子も防水のものを選び

なるべく隙間ができないようにしましょう。

 

 

防水加工が施されていない物には防水スプレーを使いましょう。

 

 

雪かきでやってはいけないこと

 

『出典元』『https://goo.gl/images/g4GjNG』

 

雪かきする時に、ただ雪をかき続ける

のは非効率的だと考えて自分なりの

方法でやっていたことが、実は危険

行為だったり他の場所に迷惑をかけているかもしれません。

 

 

そういったトラブルを回避するために

雪かきでやってはいけないことをいくつかご紹介します。

①お湯で雪を溶かす

 

普段雪が降らない地域で雪が降った時にやってしまいがちなミスです。

 

 

お湯をかけると溶けてなくなることを

想像しますが、かけたお湯が乾かず

外気の寒さでつるつるの氷となって

地面に張ってしまい歩きづらくなってしまうので逆効果なんです!

 

 

また、転倒することもある地面に

熱湯をかけることは危ない行為

でもあるので、あまりおすすめできません。

 

 

ですが、暖かくなってきた時期の

場合はお湯が寒さで凍結する心配も

ないので雪を溶かす手段の一つでもあります。

 

 

熱湯を使う際、人にかかると大変危険

ですから家のベランダや人通りが

少ない場所で行うようにしましょう。

 

 

お湯をかけた後に少しぬるめの水で冷ますのが良いです。

②塩をまく

 

凝固点降下のためにをまいて、

氷を溶かそうと試みる人がいますが

これは水の状態から氷になるときの

温度を下げるものであるので、

もともと凍ってしまっている物には効果がありません。

 

 

また、お湯をかけてその水が凍って

しまうのを防ぐ場合でも、必要な

塩の量がかなり多く、現実的ではないのでおすすめはできません。

 

 

氷に効果がないだけではなく、

まいた塩によって周辺の植物に

悪影響を及ぼしたり、道路に

できた亀裂や隙間に塩が入ってしまうと劣化の原因にもなりかねません。

 

 

雪を溶かす以前にこういった塩害が起こるのでやめましょう。

③雪を道路など公共の場所に捨てる

 

家の前に雪がいっぱい溜まってしまい

邪魔なので、道路などの公共の場所に

雪を捨てる行為は道路法・道路交通法に違反する可能性があります。

 

 

北海道などの大雪が降る豪雪地帯では

道路交通法に則り道路に雪を捨てることを明確に禁止しています。

 

 

また、他の地域に捨てる行為も

他人とのトラブルに発展するのでやめましょう。

 

 

川や海に雪を捨てる行為は一部地域

では認められていますが、川の増水の

危険性もあるのできちんと確認してから行ってください。

 

 

多くの場合は雪を捨てられる場所

定められていますので、そこに捨てるのが望ましいです。

 

まとめ

 

体力や労力を消費するうえ、手間が

かかるので敬遠してしまいがちな

雪かきですが、毎日やらないで

さぼってしまうと生活に悪影響

出てしまう重要な作業でもあります。

 

 

この記事を参考に、今一度雪かきの

ルールややってはいけないやり方に

ついての知識を深めてみましょう。

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