皆さんは柿の木の剪定を
適当に行ってしまってはいませんか?
柿の木の剪定を怠ってしまうと、
実が美味しく育たなくなってしまう
可能性が高くなってしまうのです。
今回は、柿の木の剪定方法を
図解を用いて詳しく
ご紹介させて頂きます。
柿の木の剪定方法を詳しく紹介!
参照元:https://blogs.yahoo.co.jp/nojiranchu/13756054.html
花芽は太く
元気のよい枝の頂部に花芽が形成され、
伸び過ぎてしまう徒長枝には
充実した花芽がつきませんので
上の図のように葉芽と花芽の間を
中切りします。
また、柿の木の剪定をする
用途によってやり方も異なってきます。
①木に栗が実り過ぎてしまった場合
木に柿が実り過ぎてしまうと、
栄養が分散してしまうので
果実の調節が必要です。
果実を調節することで
1つの柿に行き渡る栄養分が増えるので、
果実が大きくなるという効果があります。
方法としては、
枝の先端を切って数を減らしますが、
枝を切りすぎると枝がたくさん
伸びてしまうことになるので注意です。
②枝の調節
枝の調節には、透かし剪定が有効です。
混み合っている枝を透かすことで、
果実が傷ついてしまうことを予防したり、
光を木の中心まで届くようにできます。
枝の間隔が空くように根元から切り、
木の内側に向かって生えている
徒長枝を取り除く作業も行います。
反対に枝を増やしたいときは、
切り戻し剪定を行います。
枝の先端を切ることで、
新しい枝が生えてきます。
柿の剪定では、
透かし剪定と切り戻し剪定を
上手く組み合わせて作業をしていきます。
③樹形の調節
木全体の形を整えるには、
大きな枝を切ることで対応します。
主幹を切り落すことで、
枝が左右に広がる形になります。
こうすることで木が高くなりすぎず、
柿の収穫、農薬の散布などが楽になります。
参照元:https://garden-hana.jp/wp1/30
尚、剪定の際には少し慎重に
行うことをお勧めします。
上記の図解をご覧頂くと、
3つの切り方があります。
まず、①の剪定方法です、
これは「フラッシュカットと言います。」
一見すると切り口はスッキリとしていて、
見栄えも良い印象を受けるかも知れません。
ですが、①の場所で剪定していまうという事は、
幹の組織まで切り取る事となり、
傷口も大きくなってしまい、
なかなか傷口を塞ぐことが困難
になってしまうのです。
その結果、病原菌が進入しやすい状態となり、
木の幹から木そのものが弱ってしまう原因
にもなってしまいかねないのです。
正しい剪定方法が確立される以前には、
切った後の見栄えが重視されて、
フラッシュカットが一般的となっていました。
本職とされている職人の方でさえ、
この切り方をしている方が
現在もいらっしゃるようですが、
決して真似をしないようにしてください。
一方、③で剪定を行い、
「切り残し」が出来てしまうと、
幹の組織が傷口を塞ごうとしても、
枝の残りが邪魔をして、
なかなか傷口を塞ぐ事が
出来なくなってしまい、
幹の中まで腐りが
広がってしまう可能性があるのです。
そして、正しい切り方は②です。
②の位置で剪定した場合、
巻き込みは切り口の
全周からはじまり、
やがて切り口は閉じられます。
正しいといっても、
②で選定した場合でも
決して完璧という訳ではなく、
樹木が弱っていると、
病原菌が侵入する事があります。
「生きている枝を切られる」
という事自体、
樹木にはとても辛い事なのです。
弱っている木であればあるほど、
1本の枝も大切にする
必要があるのです。
正しい知識をお持ちになり、
できるだけ「傷」を最小限に
抑えてあげることもとても
重要な事となります。
柿の木の剪定の時期や季節はいつ?
参照元:https://blog.livedoor.jp/radio_99/archives/51294123.html
柿の剪定は、12~3月頃に行います。
この時期が適期なのは、
花が咲かない時期だからです。
柿を収穫する時期、
10~11月を過ぎてから
ということになります。
このほかにも、
幹に太陽の光が当たっていない
様子が見受けられるようであれば、
6月下旬から7月上旬に
余分な枝を切る作業も行います。
柿の木の剪定におすすめなグッズは?
参照元:https://hamono310.blog.fc2.com/blog-entry-120.html
まず、剪定を行うにあたって
必要なものは、
①剪定バサミ
②剪定ノコギリ
です。
この二つは、最低限
用意をしておくことをおすすめします。
あと、安全面や高さ、
後片付けを考慮するにあたって、
③作業用手袋
④脚立
⑤掃除用具
も、できるだけあった方が
良いかも知れません。
まず
①の剪定バサミの特徴は、
直径1~2cmくらいまでの枝を
切るのに適しているハサミで、
素人が行うとりあえずの
剪定にはもってこいのハサミです。
力のない女性でも
太い枝を切ることが可能です。
一般的には、上下についた刃が
枝葉を切断するバイパスタイプと、
片側のみについた刃が
まな板の役割を持つ
受けに向かって動いて、
枝を押し切るアンビルタイプの
2種類があります。
バイパスタイプは切り口がきれいで
刃先を使った細かい剪定に向いており、
アンビルタイプは薄い刃と
まな板のような受けによって
鋭い切れ味があります。
なので、剪定に慣れていない人が
伸びた枝葉を、切断する場合には
アンビルタイプのほうがおすすめです。
次に
②の剪定ノコギリの特徴は、
木工用のノコギリのような
刃先が尖った両刃のものだと、
他の枝を傷つけてしまうため、
剪定ノコギリは
刃先が丸く片刃になっています。
また、木くずが刃に
詰まらないようになっていることや、
片手で楽に持てる形であることなど、
剪定作業がしやすい作りになっています。
刃渡りはだいたい25~45cmのものが
一般には販売されていますが、
慣れてない方の剪定では25cm前後
のものが扱いやすく、おすすめです。
③作業用手袋は
できれば滑り止めのついた
皮製のものをおすすめします。
④脚立は
手の届かない部分の
剪定に使用します。
しかし、
高所の剪定は
危険を伴うので、
倒れないように、
脚立を押さえてもらったり、
安全には十分注意しましょう。
⑤掃除用具ですが、
剪定をするとたくさんの枝や、
葉がゴミとして出ますので、
ほうき、ちりとり、ゴミ袋を
用意しておくことをおすすめします。
結び
柿の木の剪定は思った以上に
繊細な作業だという事が
今回ご紹介させていただいた
内容で御理解いいただけたかと思います。
柿の木だけに限らず、気の剪定をする以上、
「生きている木に傷をつけてしまっている」
ということは忘れてはいけません。
剪定を行う際には、木の傷を最低限に
抑えてあげられるようにしてあげましょう。