米にいるノシメマダラメイガの幼虫の駆除の方法や大量発生させない方法!

さて・・・

 

貧しいながらも楽しいお食事時。

 

まずはごはんを炊かなければと米びつを
開けると・・・

 

虫がいる!

 

1センチほどの小さな虫がなにやら
もぞもぞとやってますがな。

 

という経験をお持ちの方も多いかと思います。

 

この米につく虫は、

コクゾウムシかノシメマダラメイガの幼虫

が多いのですが、どちらにしても
食品につく虫は嫌なものですよね。

 

そこで今回は、
米にいるノシメマダラメイガの幼虫の
駆除の方法を紹介します!

 

そしてその大量発生を抑える方法も
併せて見ていきましょう。

ノシメマダラメイガの幼虫は米によくいる!

 

幼虫は7~10mmで色は黄白色、
淡赤色、淡緑色など状況により異なります。

 

糞は赤色で、比較的目立つ色ですので

気がつきやすいと思います。

 

成虫の寿命はおよそ2週間程度ですが、
その間に産卵して繁殖します。

 

卵は200個程で食品やその周辺に
産み付けます

この卵は0.5mm程度と非常に小さいので

卵を発見するのは非常に困難です。

 

卵は数日で孵化し、
幼虫は22日~45日で蛹になり、
その後1週間程度で成虫になります。

 

ノシメマダラメイガの困った所は、

暖かい部屋の中なら越冬することもできる

という点です。

 

小さな蛾ですので、人に気づかれることも
少なく、いつの間にか部屋の中に蛾がいる
ということになってしまいます。

 

ノシメマダラメイガの幼虫に毒はあるの?

ノシメマダラメイガの幼虫自体には毒はありません。

 

又、素手で触っても刺されたり
かぶれたりすることもありません。

 

したがって、お米にノシメマダラメイガ
の幼虫がいることに気づかず、そのまま

食べてしまっても害はありません。

ノシメマダラメイガの幼虫の駆除の方法は?

ノシメマダラメイガの幼虫の珍芸

このノシメマダラメイガの幼虫は
時々妙な芸?を見せてくれます。

 

それはお米で繭を作る

という珍芸です。

 

たかが蛾の幼虫のくせに、ようもまあ
こんなことを思いついたと、呆れて
しまいますね。

 

ノシメマダラメイガの幼虫の駆除の方法

害虫駆除というとまず薬剤が頭に浮かび
ますが、ものがお米などの食品だけに、

殺虫剤の使用は非常に危険です。

 

そこで殺虫剤を使わないことを前提に、
ノシメマダラメイガの幼虫の駆除の
方法はを見てみましょう。

 

天日干し

天気の良い日に、新聞紙にお米を広げて
天日干しにします。

 

これで大半のノシメマダラメイガの

幼虫は死んでしまいます。

 

その後洗米をして、浮かんだ
ノシメマダラメイガの幼虫を取り除きます。

 

この後精米をして貰えば完璧ですが、

そのまま炊飯しても問題はありません。

 

ノシメマダラメイガの幼虫には毒性
はないからです。

 

要するに気分の問題ですね。

 

手作業で捕殺

手間と時間はかかりますが、

手作業で捕殺

もできます。

 

新聞紙にお米を広げて、割りばしや
ピンセットなどで幼虫を取り除きます。

 

洗米の時にも浮かんだ幼虫を取り除け
ばなおよいでしょう。

 

虫どろぼう

こちらは駆除だけではなく、予防に効果があります。

 

これはお米屋さんなどの業務用として
開発されたものです。

 

単に食品の近くにおいておくだけで、
成虫と幼虫だけでなく、

蛹の脱皮抑制、卵の孵化抑制の効果があります。

 

人体に害がない天然成分ですので、
食品近くにおいても安心です。

 

とはいえ、食品そのものに入れるのは
やはり止めておいた方がよいでしょう。

捨てる!

究極のノシメマダラメイガ幼虫の
駆除法です。

 

虫を取り去ることはできても面倒だし、
残った虫があるかもしれないという
心配もありません。

 

捨ててしまえば

ノシメマダラメイガの幼虫もそっくり駆除

できます。

 

でもやはり、もったいないですね。

 

以下はノシメマダラメイガの幼虫の動画集です。

 

虫が苦手な方の視聴はお勧めしません!

 

ノシメマダラメイガの幼虫の動画

成虫の動画

天日干しの動画

 

ノシメマダラメイガの幼虫を大量発生させない方法は?

ノシメマダラメイガの幼虫を
大量発生させない方法は、
以下のようなものがあります。

 

いわば予防法ですね。

 

  • 食品を置いてある場所を掃除し、清潔に保つ
  • 米は大量に買い置きせず、使いきれる量を買う
  • 米などの食品は密閉できる容器に小分けして、冷蔵庫に保存する
  • 虫が発生した食品はすぐに捨てる
  • 場合によっては幼虫が発生した容器も捨てる
  • 米びつに防虫剤を入れる
  • フェロモントラップを使用する

フェロモントラップとはフェロモンにより
雄成虫のみを誘引し捕獲する薬剤です。

 

フェロモントラップを使えば、メイガ類
の発生を早期に発見し、

大量発生前に対処することができます。

 

但し、あくまでも早期発見や発生場所の
確認が目的で、

これで駆除するものではありません。

 

卵を産む雌成虫は捕獲されないからです。

 

また、防虫剤としては、

ドクターハーブなどの天然成分の製品

がよいでしょう。

 

これらの薬剤も、直接駆除をするもので
はなく、忌避効果や孵化抑制効果が目的です。

 

無農薬の米は安全性の面では最高ですが

困ったことに虫がいる可能性が高いのです。

 

お米には農家からの出荷時に既に虫が
いたという話もよく聞きますね。

 

安全性を取るか、気分的な良さをとるか
難しいところです。

 

 

結び

お米には虫が入っている場合が
多いようです。

 

その虫はコクゾウムシか
ノシメマダラメイガの幼虫が大半です。

 

これらの虫は無害無毒ですので、
気にしないでそのまま炊飯してしまう
という手もあります。

 

又、天日干しと洗米で幼虫を取り除く

などの方法もあります。

 

ノシメマダラメイガの幼虫の大量発生
予防には、食品の小分けと冷蔵貯蔵が
有効ですが、それだけでは防げない場合もあります。

 

天然素材の虫除け剤も、必ず効果がある
というわけでもありませんし、難しい
ところですね。

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