日本は世界でも屈指の台風の多い国です。
ですので
小中学校の自由研究でも
台風が取り上げられることも多いでしょう。
そんな時に
自由研究として台風のことを書くには
どんな項目を調べたらよいのか
とまどう人もいるかと思います。
その書き方も
どういった書き方をすれば良いのかも
難しい所ですね。
今回は
小中学校の生徒とその親御さんの
疑問に答えるべく
台風の自由研究で調べるべき項目は
どんな書き方をすればよいのか
更にはそれに役立つ情報なども紹介いたします。
Contents
台風の自由研究で調べる項目は?
これは自由研究のテーマが
災害予防なのか
台風とはどんなものか
台風の進路はどう変わるのか
などによって異なりますが
ここではそれらを全てひっくるめて書いています。
一例として
台風の仕組みがテーマの場合
台風の被害がテーマの場合
それに台風全般の共通項目を挙げてみましょう。
台風の仕組みがテーマの場合
- 台風とはどんなものか
- 台風はなぜどのようにしてできるのか
- 台風の一生
- 台風はなぜ進路が変わるのか
- 台風のとる道筋
- 季節ごとの台風の進み方
台風の被害がテーマの場合
この場合は、台風自体の情報より、台風による被害がメインの場合です。
- 風による被害
- 雨による被害
- 台風と前線
- 避難の準備
- 避難の方法
- これまでに大きな被害があった台風
上記の調べたい項目に合わせて
下記の共通項目も入れましょう!
- 各年度ごとの台風の発生数
- 各年度ごとの台風の接近数 全国と各地方別
- 各年度ごとの台風の上陸数 全国と各地方別
- 各年度ごとの台風による被害 全国と各地方別
- 台風の進路予想
- 天気図の見方
- 高気圧と低気圧
- 海水温度
- 偏西風と偏東風
などを調べて書くととても
書きやすいと思います!
尚、台風については、こちらの記事にも書いています。
9月の沖縄で台風が来る確率と過去のデータは?来た時の対処法は?
どのように書くとよい?
自由研究での書き方ですが
ここでは既にテーマは決まっていると仮定し
自由研究を進める順を考えてみましょう
- そのテーマにそって、あらかじめ書く内容の概略を考えておく
- その内容はどのように書くかも想定しておく
- 下調べと情報の収集
- どの情報を使うかを決める
- 実際の執筆
- そのテーマにそって、あらかじめ書く内容の概略を考えておく
- その内容はどのように書くかも想定しておく
- 下調べと情報の収集
- どの情報を使うかを決める
- 実際の執筆
というような順になります。
このリストは
私が今書いているこの記事を書く時のものと
ほぼ同じです。
記事のライティングも自由研究も
基本的には
「他人が知りたい情報を、わかりやすくまとめる」
という点では、変わりありません。
最も大事なのは
1の『そのテーマにそって、あらかじめ書く内容の概略を考えておく』
2の『その内容はどのように書くかも想定しておく』
です。
これで内容の大半は決まってしまいます。
上記のリストにより、書いていく内容を決めます。
- この研究しようと思った理由ときっかけ
- 調べたこととその方法
- この研究でわかったこと
- この研究で難しかったこと
- 参考文献や参考にしたインターネットサイトなど
それでは
台風についての自由研究の例として
例文を挙げておきます。
尚、文章の表現などは
私が普段書いているもののままですので
そのあたりは勘案してお読みください。
テーマとしては
『台風の進路はなぜどのように変わって行くか』
を想定しています。
台風の自由研究例文・『台風の進路はなぜどのように変わって行くか』
この研究しようと思った理由ときっかけ
台風は時々進路を急に変えたり
速くなったり遅くなったり
時には数日間も一つの場所にとどまったりします。
常に一定の速度で
一定の方向に進むのではないのです。
なぜそのように台風の進路は変わって行くのか
不思議に思い、調べてみました。
調べたこととその方法
- 気象庁の台風の進路予想
- これまでの台風の進路
- 気圧配置図
- 進路や速度が変わる地点
- 上空の偏西風や偏東風
- 海水の温度
- 調べた方法は、主としてインターネットによります。
この研究でわかったこと
南の海で発生した台風は
当初は北西に進むことが多いです。
その理由は
上空の偏東風と太平洋高気圧の影響
によります。
しかし、沖縄諸島近くまでくると
台風は急に北東へと針路を変えます。
その原因は上空の偏西風と、オホーツク高気圧
それに太平洋高気圧の影響を受けるからです。
又、台風は高気圧を乗り越えて
進むことはできないため
進路と台風の背後に強い高気圧がある時には
その高気圧に挟まれて
身動き出来なくなったりもします。
これが台風の停滞というもので
陸地に近い場所です。
その陸地では何日も続けて
台風の影響を受け
被害が大きくなることがあります。
この研究で難しかったこと
情報にも相矛盾したものがあり
どれが正しいかを判断するのは
困難な場合があります。
自由研究(記事)を書くのは難しいものです。
参考文献や参考にしたインターネットサイトなど
主として気象庁サイトなどです。
例文終わり。
役にたつ情報を紹介!
それでは、自由研究に役に立ちそうな
情報をいくつか紹介しましょう。
気象庁の台風の各種統計資料です。
各年ごとの発生数
接近数
上陸数などの詳細が書かれています。
気象庁による台風とはなにかという資料です。
台風関係のことを書くためには必読の資料ですね。
こちらは過去の台風の資料です。
こちらは米軍の台風進路予想図です。
気象庁の予想図では
ごく荒い地図に進路が
書かれているだけですが
米軍の予想図はGoogleマップ上に
進路の中心線が描かれ
暴風圏や風速なども表示されていて
とても見やすいのです。
尚、この予想図を見るには、事前にグーグルアースのインストールが必要です。
米軍の統合台風警報センター『Joint Typhoon Warning Center (JTWC)』
Wikipediaの2018年の台風データです。
こちらは台風とはなにかの説明ですが、小中学生でもわかるように平易に書かれていますので、お勧めです。
結び
日本は台風始め地震や津波など、世界でも有数の自然災害の多い国です。
なので、小中学校の自由研究でも台風が取り上げられることも多いことと思います。
今回は、小中学校での自由研究で、台風について書く場合に、どんなことを書いたら良いのかを説明してきました。
取り上げる項目や内容をどのように書くか、さらには例文と役に立ちそうな資料なども書いていますので、参考になれば幸いです。