春から夏の暖かいシーズンになると
各地でお神輿を担ぐようなお祭りが
開催されています。
観光地のお祭りにいくと楽しそうな
お神輿の姿を見て、思わず
飛び入り参加したくなりますよね。
でもお神輿って飛び入り参加していいの?
そもそもいきなり参加する人っているの?
担いでいる人って本当に地元の人ばかりなの?
と、思わず疑問が…。
見ることはあっても担ぐことはないので
いざ担ぎたい!となった時、何をすれば
いいのかさっぱりですよね。
でもせっかくだから楽しみたい!
神輿のルールやマナーを紹介!
出典元:https://www.irasutoya.com/
お神輿を担ぎたい!と思っても
まずはそのお神輿の文化を勉強
するところから始めましょう。
そもそもお神輿とは、普段神社にいる
神様がお神輿の上の神殿部分に乗り、
地元を練り歩くためのものです。
お祭りへ行くと、色んなお神輿を
見ることが出来ますが、あれは
その土地の町内を細かくわけて
お神輿を所有している場合があるからです。
そのため担いでいる人たちも、
その地域で祭られている神様が
守ってくれる範囲の住民たち(氏子)の場合が
多いです。
そのため、飛び入り参加しようとすると
断れたり、煙たがられたりすることも
ありますのでいきなり参加は御法度です。
またお神輿に参加すると担ぎ手となる
人数は頭数に入れられてしまうので
「疲れたからもう嫌だ」
「担ぎたくない」
なんていう弱音は吐けませんよ。
あなたが担がない分、誰かが余分に
負担することになります。
お神輿に神様をのせて、自分のご近所を
守ってもらえるようしっかりと最後まで
担いでくださいね。
神輿に参加するための方法は?
出典元:https://rekishi-roman.jp/page-30-00.html
先ほど、いきなり参加は御法度だ、
という話をしましたが近年は、
人が少なくなったこともあり
担ぎ手となる若い人たちの人数が
不足しているため、もしかしたら
参加できるかもしれません。
その時は、お神輿を担いでいる人に
話しかけては邪魔ですので、
お神輿の前後でおひねりを集めたり、
お神酒を配っている人に話しかけましょう。
しかしあくまで地元の行事ですので、
氏子が優先であることを覚えておいてください。
事前に許可を得ておきたかったり、
お祭りの前日の準備から参加したい場合は、
「○○(お祭り名) お神輿」
「○○(お祭り名) 担ぎ手」
というようにネット検索をすると
出てくる場合があります。
それでも出てこない場合は対象となる
神社に電話をして、どこかの氏子の方へ
つなげてもらうという手もあります。
大きなお祭りであれば、お祭り用の
ホームページもあるので、参加
しやすいかと思います。
神輿の担ぎ方を簡単に紹介!
出典元:https://www.butsuko.co.jp/syouhin/other/other5.html
「ただ担げばいいんでしょ」
違います!
実は掛け声なども地方によって
違います。
ただ前に進めばいい、という
わけではなく前後の間隔が近いので
足はしっかり揃えないとぶつけてしまいます。
お手本はこちらです。
また担ぐ時に、担ぎ棒をしっかり
掴むと思いますが、疲れてくると
棒にしがみつくようになってしまいます。
すると下に重さがくるので、余計
負担になってしまいます。
身長も年齢も体型もばらばらな人が
担ぎますので全員同じように、
というのは難しいですし、前後の人
によっても変わってくるでしょう。
この担ぐ場所についても
最初から決められている場合と、
後ろから前へどんどんずれていく場合
とあります。
担ぎやすいから、といって同じ場所に
いると他の人の負担にもなりますので、
交代する場合は、しっかりと
交代してください。
またよくテレビなどで、担ぎ棒に
乗っている人を見かけます。
あれは「神が乗る場所に乗る」
という行為に当たりますので、
あまりよくありません。
しかし「お神輿を安全に誘導するため」
といった理由で乗っている場合もあります。
とはいえ世間体にはよくない行為と
思われるほうが多いです。
あくまで新参者が立つような場所では
ないので、テンションが上がったから
といって立たないようにしてくださいね。
また、一度お神輿の近くへ行くと、
お神輿に対するハードルが低くなるのが
人間です。
「一度触った」と奢り高ぶらないでください。
一度触ったからといって、他の地区の
お神輿に無断で触ることはいけません。
神が載る物であることを覚えておいてください。
また、もしかしたらお神輿を
担いで練り歩いていると、前から
違うお神輿がくるかもしれません。
町内会同士のお神輿であれば、
道路の都合を見ながらどちらかを
優先にすればいいのですが、
お神輿にも神社直属のお神輿があります。
その場合は、何があっても
本神輿が優先となりますので、
道をあけるようにしましょう。
まとめ
「面白い」と思って見ていた
お神輿にもこんなに知らない事
がたくさんありました。
しっかりと歴史や文化を習う事で
より楽しめるのではないでしょうか。