8月

新盆見舞いの挨拶や服装、金額の相場のマナーを紹介!

『新盆見舞い』という言葉は

知らない人も多いかと思います。

 

新盆(あらぼん又はにいぼん)とは、

亡くなった人の四十九日を経過後(忌明け)に、初めて迎えるお盆

のことを言います。

 

新盆は、初盆(はつぼん)と

呼ばれる場合もあります。

 

新盆見舞いとは、その新盆に故人の家を

訪問する際の、香典やお供え物のことなのです。

 

今回は、その新盆見舞いの際の

挨拶や服装、金額の相場などのマナーを

紹介し、おすすめの品物なども見ていきましょう。

新盆見舞いの挨拶はどうする?

まず新盆とはいったい

どのようなことをするのでしょうか?

 

新盆は、故人にとって初めての

お盆ですので親族や生前に親しかった人

などを自宅に招き、故人を偲んで

行う盆供養です。

 

その新盆見舞いでの挨拶ですが

特定の決まりなどはありません。

 

とはいえ、まさか

「ちわーす! 元気してるぅ~」

という人はいないでしょうね。笑

 

といって、「この度はお悔やみ申し上げます」では

お葬式の挨拶になってしまいます。

 

お葬式などの挨拶は何度か

経験有る人でも

新盆見舞いとなりますと

始めての場合も多いようですね。

 

そこで新盆見舞いでの挨拶を紹介しましょう。

 

この挨拶の言葉は、立場などに

よっても若干異なります。

新盆見舞いでの挨拶の言葉は? (招待された側篇)

招かれた側の最初の挨拶は、

持参した香典を施主に渡す時にします。

  • 本日は、お招きいただきましてありがとうございます。心ばかりですがどうぞお供えください。
  • 新盆とは早いものですね。お招きいただきましてありがとうございます。私もお線香を上げさせていただきます。
  • 暑い中、ご苦労様です。もう新盆(初盆)なのですね。ご供養にまいりました。お線香をあげさせてください。 (上記3つは一般的な挨拶)
  • お暑い中御苦労様でございます。この度は、○○さんの新盆の供養にお招き頂き、ありがとうございます。 (仕事つながりなどの場合)
  • 新盆とは早いものですね。ご供養にまいりました。お線香をあげさせて頂きます。 (比較的親しい間柄の場合)

などが一般的でしょう。

最初の挨拶のポイントは

故人を偲ぶ気持ち

招待して頂いたことへの感謝

施主をいたわる気持ち

の三つです。

 

「本日はお招きいただきありがとうございます。」

というのは、挨拶言葉の万能薬で

新盆見舞いに限らず、大抵の挨拶の際に使えそうですね。

 

新盆見舞いでの挨拶の言葉は? (施主側篇)

 

施主に近い者として参加する場合は

施主又は施主の家族に

お手伝いを申し出るとよいですね。

 

「今日はよろしくお願いします。何でもお手伝い致しますので、ご遠慮なくおっしゃって下さいね」

 

施主側にしても、新盆というのは

そうそうあるものではありませんので

慣れない中大変でしょう。

 

このような心配りは嬉しいものだと思いますよ。

 

施主側であれば

上記の挨拶を受けた後、

「お暑い中お越し頂きまして、まことにありがとうございます。本日はよろしくお願い致します」

「お忙しいところはるばるお越し下さり、まことにありがとうございます。こちらでございます(ご案内する)」

などとなります。

 

これも真夏の暑い盛りにわざわざ

新盆見舞いに来て頂いたことへの、

感謝を忘れないようにします。

のし袋と表書きの書き方

のし袋や表書きについては

地方により若干の相違があるようですが

ここでは最も一般的な場合を想定しています。

 

新盆では香典かお供え物のいずれか

又は両方を持参します。

」」

お香典を用意する場合は、お金であれば表書きには、

  • 御仏前
  • 御佛前
  • 御供物料

などと書きます。

尚、『御霊前』ではありません。

品物であれば、

  • 御供
  • お供物

などが一般的です。

又、下段の名前は必ずフルネームで書きます。

 

丁寧に書けば、字のうまい下手は

関係ありませんので

字の下手な方もあまり気にしないように・・・

 

もう一つ、中袋に金額を書く場合は

漢数字を使用すると印象もよく

書き換えの恐れもありません。

  • 一 → 壱
  • 二 → 弐
  • 三 → 参
  • 十 → 拾

 

新盆見舞いの服装はどうする?

新盆見舞いの服装ですが、これはその新盆がどの程度オフィシャルであるかによって決まります。

ごく親しい仲の方の新盆では、平服でOKという場合も多いようですが、平服か喪服かどちらにするか判断に苦しむ場合は、略式喪服で行った方が無難でしょうね。

もっとも最近は黒っぽいスーツであれば、殆どの場合はOKのようですよ。

いずれにしても、真夏の暑い盛りのことですから、喪服の場合でもワイシャツは半袖として、参席者の様子を見て上着を脱ぐなりすればよいでしょう。

それでも迷う場合は、施主や他の参加者などに、服装はどうすればよいかを聞いておけば、まず安心です。

 

新盆見舞いの金額の相場は?

新盆見舞いの金額の相場ですが、これも相手(故人との縁など)と場合によりかなり変動します。

香典のおおよその目安としては、

  • こちらが二人(夫婦など)の場合は、2万円から3万円
  • 一人の場合は、1万円から2万円
  • 相手が友人・知人の場合は、5千円から1万円

というあたりが、相場のようですね。

お供え物のお品の相場は、3千円から5千円程度

が相場になっています。

お供え物の品としては、故人が好きだったものや、贈答用のお花、線香、ろうそく、お菓子、果物などが一般的です。

 

新盆見舞いのおすすめの商品は?

それでは新盆見舞い用のおすすめの商品を、幾つかあげてみました。

線香

東南アジアでのみ産出する沈香を使用した

気品ある香りのお線香です。

白檀をもちいたものもあります。

縦14.5センチ、横4.5センチの標準的サイズですが

表書きなども入れられます。

お花

花の色は、白のみ、白に青

紫系を入れる、アレンジできます。

 

高さ約45センチ

横幅約33センチ

ボリューム感のある花束です。

 

こちらはアレンジメントフラワーといって

花器に吸水性のスポンジをしき

そこに切り花を挿したものですので

そのままで会場に持っていけます。

絵ろうそく

これは陶器の燭台と絵ろうそくを

セットにしたものです。

 

絵ろうそくは

北国で生まれたろうそくです。

 

雪の多い北国では

半年もの間お供えする花がなく

仏事・法事はとてもさびしいものだったそうです。

 

そこでろうそくに花模様を描き

仏花の代わりとしたのが始まりとされています。

和光灯

これは燭台なのですが

火を灯すと内側のモチーフとカラーが

浮かび上がるというものです。

 

この和光灯は二重構造になっているのです。

 

擦りガラスの内側には

絵柄が抜かれたもうひとつのグラスがあり

中でろうそくを灯すと

抜かれた絵柄部分から光が外側のグラスに反映されて、浮かび上がったように見えるというものです。

 

お盆の際などは

二台並べて両側に飾れば

バランスよく美しくまとまります。

お供えセット

こちらは白いユリのお供え花と

小型の亀山ろうそくを

アレンジしたセットです。

 

気品ある白いユリがお盆にはふさわしいですね。

プリザーブドフラワー

小菊と蓮の花、それにバラを加えた

お供え花のセットです。

 

プリザーブドフラワーとは

生花を特殊加工することにより

水やりも不要で2.3年も

その美しさを保つというお花です。

 

クリアケース付きで

花の色も4色から選べます。

フルーツセット

これは果物に印字した

フルーツセットです。

印字は薬品などは一切使わず

紫外線レーザー加工機で

印字しているので全く無害です。

 

勿論、印字の内容はこちらで指定できますが、あまり長い文字列は使用できません。

プリザーブドフラワー 菊鞠

ピンポンマム(菊)やかすみそう、ひめわらびなどを使ったプリザーブドフラワーです。

菊の花が鞠状に丸くまとまっているのが、菊鞠の名の由来なのでしょう。

色も数種から選ぶことが出来ます。
 

結び

新盆(あらぼん又はにいぼん)とは、初盆(はつぼん)とも呼ばれ、亡くなった人の四十九日を経過(忌明け)後に、初めて迎えるお盆のことです。

新盆見舞いとは、その新盆に故人の家を訪問する際の、香典やお供え物のことを言います。

服装は、地味な平服又は喪服、香典の標準は1万円前後が相場のようですね。

今回の記事では、新盆見舞いの際の、挨拶や服装、金額の相場などのマナー、さらにはおすすめに品物なども紹介しましたので、ご参考まで。

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