みなさん「鮎」って食べたことありますか?
川魚のなかでも小さな骨が多くて、食べにくいと思っている方はいないでしょうか。
私の住んでいる地区では「鵜飼(鵜を使って鮎と採る漁)」が有名なので、小さいころから鮎を食べる機会が多くありました。
また夏のキャンプへ行くときは、「やな」に行って、手づかみで鮎を取り、それを持ち帰ってキャンプで食べたり、その場で塩焼きなどにして食べることも多いです。
川が近くにないと食べる機会も少ないかもしれませんが、魚を手づかみして、それをすぐに食べれる、というのは最高の贅沢だと、大人になると思います。
6月ごろからやな漁も解禁になるので、是非夏の思い出に、お子さんと出かけてみるのはどうでしょう。
鮎の塩焼きの食べ方のマナーは?
出典元:https://www.irasutoya.com/
鮎はだいたい、串刺しにされて、塩をまぶして焼かれる塩焼きが多いです。
1番いいマナーといえば「出されたものをすべて食べる」ですが、魚には内臓の部分があり苦くて苦手な人も多いでしょうから「綺麗に食べる」というのがマナーですね。
鮎は「香鮎」とも呼ばれ、その香ばしい身が特徴です。
鮎は岩や石についているコケを食べて生息しているため、独特な香りが特徴です。
コケを食べて育った鮎の内臓だからこそ、鮎のなかでも1番美味しい場所だと言われています。
特に夏に採れる鮎は、コケをたくさん食べて、脂肪を蓄積していて、身がたっぷりなので、おいしい時期です。
味付け方法としては、鮎は香ばしく焼かれ、身がふっくらとしていて、塩だけでも十分美味しいです!
味を足したりすることなく、まずはそのまま食べてみましょう。
小さな骨にも抵抗がない場合は、そのままガブリとかみついても食べることができますが、骨が気になる人はまず、串から鮎を取りましょう。
鮎の塩焼きの骨はどうする?
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鮎の塩焼きで骨を取りたい時には、順番があります。
①まずは鮎のしっぽを掴み、くいくいとねじるようにして取ります。
こうすることで、骨にくっついていた身が骨からはがれます。
②頭を持ち、身を箸で押さえます。
この時身と箸を垂直にするのではなく、箸を鮎と平行に向け、箸の全体で押すようにしましょう。
これで、さらに身と骨をはがして、ほぐすことが出来ます。
この作業が不十分だと、しっかりほぐれず、とりにくくなるので、両面必ず行ってくださいね。
③片方の手で鮎の首の部分を持ち、もう片方の手で、身を掴みます。
そして、鮎の首の皮を引きちぎります。
この時、骨はおらないように気をつけて下さい。
④最後に、鮎の首を持ち、ぐぐぐっと引っ張ると、骨が綺麗にとれます。
身を開くと、内臓が出てきます。
この内臓はホロ苦いので、苦手な人も多いですが、あの苦さが癖にもなります。
以下URLでプロの骨抜きの様子をご紹介しています。
こうやって見ると簡単そうですが、実際はこんなに上手くいきません。
骨がとれなくても、美味しく食べることが出来るので、多少の骨は御愛嬌です。
(お子さんは気をつけてくださいね)
キャンプなどでそのまま焼いてくれる時のマナーは?
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1番は「骨を気にしず、かぶりつく!」です。
実際、鮎を目の前にすると分かりますが、意外と身はちいさいので、背骨以外は食べようと思えば食べられるでしょう。
骨に嫌悪感が無い方であれば、背骨も食べれちゃうぐらいです。
とはいっても骨に違和感がある人も多いと思うので、そういう時は、串から外し身をほぐして食べましょう。
ここでポイントなのが、鮎の場合は時間をおかず食べてしまうことです!
なぜなら、上記であったように鮎は「香り」がポイントですので、冷めてしまうと、鮎の本来のおいしさが楽しめません。
たくさん美味しいものがありますが、是非焼き立てを食べてみてくださいね。
また、骨をとった方は、骨は捨てないようにしてください。
鮎の頭と背骨の部分がしっかりと取れた時は、そのまま網の上でじっくり弱火で焼いてみましょう。
だんだんと骨から水分が出て、こんがりしてくると、骨からもいい香りがします。
頭の部分からも水分が出るぐらいこんがり焼いたら、あとはそのカリカリした骨を食べましょう!
鮎の香ばしさのおかげで、骨が苦手な人でもカリカリ食べれちゃう人も多いです!
まとめ
なんだか夏の味覚の鮎を、楽しみたい気分になってきませんか。
どこからか塩の香ばしい香りが漂ってきそうです。
今まで食べたことがない人も、夏の思い出として、全国各地にあるやなへ出かけてみるのもいいかもしれません。
子どもから大人まで、自然のなかで十分楽しむことが出来ますし、命を頂くことの大切さを実感できることでしょう。
「食育」のひとつとして、お子さんに大きな影響を与えてくれると思いますよ。