『9月』という言葉を聞いて、皆さんは何を連想しますか?
すぐ出てくるのは、お月見、虫の声、残暑、あたりでしょうか。
しかし、他にも動物愛護週間とか、防災の日、秋のお彼岸(秋分の日)、敬老の日と、9月には色々な行事もあります。
今回はその9月といえばの行事やイベント、記念日や花などネタの種を紹介していきます!
9月のイベントとは?
9月には多くのお祭りがありますが、どういうものか怪我人続出の荒っぽいお祭りが多いような気がするのは、私だけの印象でしょうか。
勿論、荒祭りではない普通のお祭りやイベントも色々とありますので、その幾つかをご紹介いたします。
隠岐牛突き 島根県都万村
隠岐牛突きは、いわゆる『牛相撲』の一種ですが、その沿革は古く、800年程前に
隠岐へご配流(はいる・島流しの意)となった後鳥羽上皇の無聊を慰めるため、島の人々が始めた
のが起源とされています。
この後鳥羽上皇の配流とは、当時実権を握っていた鎌倉幕府に対して、実権を取り戻そうとして企てた1221年の承久の乱で、大敗したことによるものなのです。
この後鳥羽上皇は歌人として名高く、
「人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は」
などの句を詠んでいます。
後鳥羽上皇の時代は、死刑が廃止されていたので、配流(島流し)は実質的には無期懲役刑にあたります。
その配流の先が、この隠岐(おき)の島(現・島根県隠岐郡)です。
本来の隠岐牛突き(年に3回行われる本場所大会)は、一方の牛が逃げ出すまで続きますが、中には一時間以上も試合が続く大熱戦もあるそうですよ。
本場所大会では、真剣勝負の熱気が渦巻き、島中が興奮の渦と化します。
但し、この『観光牛突き』では勝負はつけず、引き分けとして行われています。
料金は、大人1,300円 / 小中学生650円 / 小学生未満無料、となっています。
岸和田だんじり祭
岸和田だんじり祭は、諏訪大社式年造営御柱大祭とならぶ、荒祭りの代表です。
御柱大祭では数年に一度は死人がでるという、怖いお祭りですが、だんじり祭りもそれに劣らぬ荒祭りです。
だんじり(お祭りの山車)を引き回すのですが、それが『引き回す』などと言う穏やかなものではないのです。
全力でだんじりをひいて、全速力で街中を駆け回ります。
曲がる時でも一時停止はもちろん、速度さえ緩めません。
全速力で突っ走ったまま、曲がり角を回って行くのですから、当然だんじりがひっくり返ることもあります。
だんじりは重さが4トンもあるので、こけた時に下敷きになったりすれば、無事ではすみません。
怪我をしたり死んだりしない方が不思議な位の荒祭りですね。
こちらの記事ではだんじりの死亡事故について書いています!
このお祭りの由来は、もともとは穀物の豊作を目的としていた稲荷祭なのですが、1780年ごろからだんじりが登場したと言われています。
鶴岡八幡宮流鏑馬
鶴岡八幡宮流鏑馬(やぶさめ)神事は、毎年9月16日に行われます。
馬を駆りながら矢を射るという、鎌倉時代の武士のたしなみからのもので、開祖は源頼朝とされています。
鶴岡八幡宮の流鏑馬は、1187年8月15日、放生会の後に行われたのが始まりで、約900年近い歴史があるのですね。
尚、放生会(ほうじょうえ)とは、捕獲した魚を殺さずに放流する宗教儀式のことです。
馬を馳せながら矢を射ることから、当時は『矢馳せ馬(やばせうま)』と呼ばれていたのですが、その後時代と共に『やぶさめ』へと発音が変わっていきました。
現在では、この鎌倉に限らずあちこちで流鏑馬が行われるようになりました。
勇壮にして華麗であるため、行事として人気があるからでしょう。
筥崎宮放生会大祭
放生会は、元来は仏教の行事です。
釈迦が前世で流水長者であった頃、流れを止められて死にそうな魚のために、20頭の大象に水を運ばせ、これを注いで命を救った、という伝説から生まれた行事なのです。
福岡の筥崎宮(はこさきぐう)の放生会は、1,000年以上も続いていて、どんたく、山笠と並ぶ博多三大祭りの一つです。
その放生会の起源は、西暦720年に大分県宇佐市にある八幡宮総本宮の宇佐神宮で行われたのが、始まりと言われています。
しかし、地形が適さないために、919年からは現在の筥崎宮で行われるようになりました。
尚、放生会は通常は、『ほうじょうえ』と読みますが、福岡では『ほうじょうや』と発音するそうですよ。
東京ゲームショウ
東京ゲームショウは、E3、Gamescomと並ぶ世界3大ゲームショウのひとつです。
初回は1996年8月22日に開催され、会場は東京ビッグサイトで行われたのです。
現在は幕張メッセで開催されていますが、入場者は例年25万人を越えると言われています。
最初の2日間はビジネスデイとして、ゲーム業界関係とプレス関係のみに解放されています。
入場は有料で、一般(中学生以上)は当日1,200円/前売券1,000円と、結構なお値段ですね。
見所は、ゲームアプリケーション以外にもハードウェア関連の展示がかなり充実していますし、華やかなコンパニオンのおねーさん方も見所と言えるかもしれません。
尚、来場者はコスプレもOKです。
9月といえば?
9月といえば、暦の上では秋なのですが、最近の日本は気温上昇のため、9月はほとんど真夏に近い暑さが続いています。
これもCO2などの温室効果ガスによる影響なのでしょうか。
残暑
残暑とは、元々は、立秋(8月8日頃)から秋分(9月23日)までの間に残る、暑さのこととされていました。
現在の気温の状況からはなんともずれた話で、現在の立秋は、
「さあ、これから夏の暑さが本番になるよ。 立秋は2ヶ月後にまたおいで。」
とした方が正しいと思いますよ。
気象庁の季節の区別は、
- 春:3月から5月
- 夏:6月から8月
- 秋:9月から11月
- 冬:12月から2月
というものです。
まあ、非常に一般的な季節の区分ですね。
『立秋』とは二十四節気での区分用語なのですが、二十四節気では季節の変わり目は、
- 立春:2月4日頃
- 立夏:5月6日頃
- 立秋:8月8日頃
- 立冬:11月8日頃
となっています。
ご覧になってすぐ気づかれると思いますが、実際の季節感とは一月ほどずれていますね。
一月強遅らせると、ほぼ実際の季節感にあってきます。
これは新暦と旧暦の違いによるものかと思っていたのですが、そうとも限らないようなのですね。
立秋の場合でいえば、これは
暑さが最高潮に達して、その後は衰えていく時期
と解釈すべきという説があるのです。
なるほど、それなら実際の季節感にもあい、頷けますね。
お月見
お月見とは、満月(十五夜又は十三夜の月)を愛でて楽しむ催しです。
旧暦8月15日から16日の夜(八月十五夜)と、旧暦9月13日から14日の夜(九月十三夜)の月がこれにあたります。
お月見というと、私が思い出すのは、『竹取物語』とその翻案まんがである手塚治虫氏作の『月世界紳士』ですね。
竹取物語は、10世紀前半に書かれた作者不祥の物語です。
おじいさんが光る竹を見つけて切ってみると、竹の中には小さな女の子が入っていたのです。
そのかぐや姫は成長すると絶世の美人となり、お婿さんの候補がわんさかわんさ、エーイエイエイエ~!
しかし、かぐや姫は無理難題を持ち出して、中々うんと言いません。
その内に月から降りてきた天人たちに連れられて、月へ帰っていくというお話です。
手塚治虫の月世界紳士は、1948年に不二書房から刊行されたのが初版です。
ある村にロケットが落下したのですが、村のおじいさんはそこで卵から生まれた赤ん坊を見つけます。
赤ん坊はサヨコと名付けられ、おじいさんとおばあさんに育てられました。
やがて成長したサヨコは、天才少女発明家となり、お婿さん候補が目白押し。
しかし、サヨコは結婚する気など毛頭無く、お婿さん候補には難問ばかりだしていました。
実はサヨコは、月の裏側に住む月世界人で、スパイとして地球に送り込まれたのです。
三日月博士らが発明した、月の裏側を見ることができる逆光波望遠鏡が完成したら、地球人に月の裏側が知られてしまう。
サヨコはそれを妨害しようとしていたのですが、探偵の壇原英次郎に見破られ、ロケットで月へ逃げます。
そのロケットにはケン一少年も乗っていたのですが、サヨコは既に地球人の姿ではなく、ケン一に月の都の事は秘密にするように頼んでロケットから飛び降りてしまう・・・
という悲しい物語なのです。
この記事を書いていて、それを始めて読んだ時の興奮と感動を思いだしてしまいました。
尚、この月世界紳士は電子書籍にもなっていますので、今でも読むことが出来ますよ!。
シルバーウィーク(9月中旬~下旬)
シルバーウィークとは、少し以前は11月始めの連休を指していました。
しかし、最近では9月中旬の連休にもこの言葉が使われるようになったのです。
シルバーウィークという名称は、5月のゴールデンウィークに似た要素があることかららしいですね。
又、9月には敬老の日があるので、シルバーが高齢者の代名詞にもなっていることからの連想もあるようですよ。
9月のシルバーウィークの特徴としては、
毎年かならずあるという連休ではない
という所です。
毎年どころか、シルバーウィークがあるのは数年に一度という、希少価値のある連休なのです。
最近では、2009年と2015年にシルバーウィークがありましたが、次のシルバーウィークは、現行の祝日法の規定が変わらない場合は、
2026年、2032年、2037年、2043年、2049年、2054年、2060年、2071年、2077年、2088年、2094年、2099年
となります。
つまり、次のシルバーウィークは2016年、8年後!になってしまいます。
随分先の話ですねえ。
9月の生き物といえば?
9月の生き物といえば、ヒメアカネやシジュウカラ、ヤマカガシなどが頭に浮かびます。
ヤマカガシ
ヤマカガシは、爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属のヘビの仲間です。
ヤマカガシは、日本国内では北海道や小笠原諸島以外ならどこにでも住んでいて、アオダイショウやシマヘビと並ぶ、代表的なヘビの一種です。
比較的最近までは、無毒だと考えられていたのですが、実は有毒だったのです。
このような例は余り見たことがありませんが、その理由はある地域のヤマカガシは毒を持っていないからのようですね。
ヤマカガシは、普通のヘビと違い、獲物を頭から食べることはせず、尻尾の方から呑み込んでいくのです。
その理由は不明なのですが、その方が味がよいからということではなさそうですよ。
ヤマカガシは、あの猛毒のヒキガエルが大好物という、風変わりな食生活をしています。
勿論、ヒキガエルの毒には耐性があります。
マムシやハブでさえ避けて通るというヒキガエルが、好物というのは妙なことですが、一つ考えられることは、
ヒキガエルの毒を体内にため込み、攻撃の手段として使う
という習性によるものかも知れませんね。
そのためか、
ヒキガエルが生息しない地域のヤマカガシは毒を持っていない
のです。
ヒキガエルについては、以下で詳しく紹介しています。
ヒキガエルの毒性の成分は何?犬や人間がくらった時の対処法は?
ニホンカナヘビ(カナヘビ)
ニホンカナヘビ(カナヘビ)は、ヘビとは言いながら
足がある
のです。
そのため、よくトカゲと間違われ、関東地方ではトカゲと呼ぶことも多いそうです。
カナヘビの名前の由来は、『カナ』がかわいらしいという意味があるので、「小さくてかわいらしい蛇」でカナヘビといわれるものがひとつめです。
二つめは、金属のような色のため、「カナ色をしたヘビ」でカナヘビといわれるという説です。
確かに画像を見ても、ヘビとしてはかわいい顔をしていますね。
ヘビのAKB48なのでしょうか。
コゲラ
全長が15センチという、日本最小のキツツキです。
面白いのは、このコゲラは強力な両足と尾との三点確保で、垂直な木の幹を上り下りできるのです。
下りは頭は上にしたまま、少しずつ落ちるようにはねながら下ります。
キツツキはドラミングという木の幹をつつく動作を行いますが、これは婚活(つがいの相手を募集する)や縄張りの主張という意味があるようです。
コゲラは山林のみならず、都市部の公園などでも生息していますので、東京都小平市では『市の鳥』に指定されています。
シジュウカラ
シジュウカラは、『四十雀』と書き、スズメの一種です。
このシジュウカラという名前の由来が面白いのです。
ある男が、飼っていたシジュウカラが死んだので、寺へ行って小坊主に、あの世への引導を渡してほしいと頼んだのです。
すると小坊主は「これは何ですか」と聞きます。
男が「これはシジュウカラという鳥です」と答えると、
小坊主は「なにシジュウカラ?
人間でさえ人生わずか五十年というのに、なんじは小鳥のぶんざいで四十からとは生き過ぎたり! カアーツ!」
と叫んで引導を渡したといいます。
これは、あの有名な一休和尚の小坊主時代のエピソードといわれていますが、どうも嘘くさいですね。(笑)
「むずかしや どれが四十雀(シジュウカラ)五十雀(ゴジュウカラ) 一茶」
ちゃんと、ゴジュウカラという鳥が別に実在するのです。
ヒメアカネ
赤とんぼの一種ですが、国内の赤とんぼの中では最小で、体長はわずか2.3~から3.6センチという、かわいらしいサイズです。
姫というだけあってね可憐という言葉がぴったりですね。
日本最小のトンボとしては、ヒメ茜より一回り以上小さいハッチョウトンボもいますが、これは赤とんぼではないため、赤とんぼの最小はヒメアカネとされています。
9月のお花といえば?
9月のお花といえば、第一に思い浮かべるのは、やはり菊でしょう。
次はコスモスやキンモクセイというあたりでしょうか。
菊
秋の花の一番手は、やはり菊でしょう。
花言葉は『高貴』で、宮中では菊の節句とも呼ばれる重陽の節句(旧暦9月9日)が明治時代まで行われ、現在でも皇室園遊会で『観菊御宴』が行われています。
後鳥羽上皇が身の回りのものに、この菊の紋様をつけたことから、現在でも、天皇と皇室の紋は、
菊のご紋章
なのです。
又、特に日本で菊の栽培が盛んなのは、冬に芽をとり、春に植え、夏に成長させ、秋に観賞するなど、イネの栽培と似ているからという説もあります。
キンモクセイ
キンモクセイは9月の下旬に咲きますが、匂いが素晴らしいことで知られています。
庭や生け垣にもよく植えられていて、散歩やジョギングの途中であの甘いのに品の良い香りが漂ってくると、しみじみと秋を感じますね。
熊本県甲佐町仁田子の西住公園麻生原のキンモクセイは、昭和9年に国の天然記念物に指定されています。
ここのキンモクセイは、なんと
樹齢750年以上で、高さ18mの日本最大のキンモクセイの木で、2km先まで香りが届く
そうですよ。
彼岸花
彼岸に咲く彼岸花。
別名は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)といいますが、非常に美しい真っ赤な花です。
しかし、この彼岸花、
美しいものには毒がある
という言葉を具現化した花なのです。
彼岸花には死人花という異名がありますが、それは墓地によく植えられているからなのです。
昔は土葬でしたので、土の中にいるグラなどが遺体を荒らすことがあったのです。
それを防ぐ為に墓地には彼岸花が植えられたのですが、ではなぜ彼岸花にはそんな効果があるのでしょうか?
それは彼岸花には毒があるからなのです。
しかもその毒は、花、葉、茎、根、と全ての部分にあるのです。
しかし、彼岸花は触っただけでは無害です。
危険なのは、食べることで、口に入れなければ特に怖がる必要はありません。
その毒はリコリンというアルカロイドで、嘔吐、下痢、呼吸困難を引き起こし、死に至ることもありますが、致死量は10gなので、アルカロイドの中では毒性は強くない方です。
なので、大量に食べたりしなければ、まず問題はありません。
こちらはその彼岸花の動画ですが、大変美しく、とても毒のある花のようには見えません。
コスモス
コスモスもまた秋の定番の花です。
コスモスは日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育します。
そのため、河原や休耕田、スキー場などに植えて観光資源として土地の再利用に役立っているのです。
コスモスの花言葉は、『少女の純真』、『真心』で、確かにコスモスの清楚で可憐な美しさにはピッタリの花ことばですね。
その清楚さからかもしれませんが、コスモスをシンボルとする自治体は非常に多いのです。
北海道の士別市・滝川市、東京都の西東京市、長野県の佐久市、徳島県の阿波市、香川県の坂出市やさぬき市など、無数と言いたくなるくらいです。
こちらはそのコスモスの動画です。
9月の旬の食べ物といえば?
9月が旬の食べ物といいますと、サンマに松茸、椎茸、栗になすと、たくさんありすぎて迷ってしまいますね。
その位、秋は食べ物がおいしくなってくる季節なのです。
さんま
サンマの本場、根室産です。
日本一の水揚げを誇る根室花咲港で、水揚げ直後に瞬間急速冷凍しているので、鮮度は抜群!
塩焼き、蒲焼、竜田揚げなど、なんでもOKですが、やはりさんまといえば塩焼きでしょうね。
賞味期限も、到着後、60日程度ありますので安心です。(家庭用冷凍庫保存)
戻りカツオ
https://item.rakuten.co.jp/jyoseikan/100004031/
カツオというと、春の初がつおを思い浮かべますが、味は9月の戻りカツオの方が、遙かに良いのです。
土佐の海の戻りカツオを、一本釣りで釣り上げ、昔ながらの松葉や茅の火だねで焼き上げた、カツオのタタキです。
表面は芳ばしく身はとろけるような、本物のタタキの味が楽しめますよ!
これが創業明治7年の老舗の味です。
松茸
秋といえば松茸、松茸といえば秋。
産地は標高約3,300メートルの、チベット・四川・雲南・吉林・黒龍江省などが主な産地で、雲南省と四川省との境に位置します。
理想郷と呼ばれる程の風光明媚で空気の澄んだ、中国を代表する松茸産地です。
訳あり品のわけは、一部に割れや欠けがあるというだけのものです。
松茸ご飯、お吸い物、天ぷら、なんでもいけます!
椎茸
https://item.rakuten.co.jp/vegetable-heart/namashiitake_04/
福島県青木農園直製の原木栽培、生椎茸です。
勿論、完全無農薬で、栄養剤を使わずに木の栄養だけで、栽培しました。
一般のものより栽培期間を長くとり、湿度管理による水分の増量もしていないので、味の濃さが違いますし、日持ちもよいのです。
焼いてレモン汁をかけるか塩をふるだけのシンプルな調理が、肉厚でキメの細かい肉質の味を楽しめます。
栗
愛媛県と高知県産の四万十甘栗を、生のまま皮をむいて真空冷凍したものです。
四万十甘栗は糖度20度もある非常に甘い品種です。
その甘栗を生のまま、一つ一つ鬼皮と内側の渋皮を剥き取り冷凍してあります。
甘露煮、栗ご飯、ケーキの具など、いろいろな食べ方が楽しめますよ。
なす
秋なすは嫁に食わすな
という言葉がありますが、これはは中々意味深な言葉で、解釈が何通りもあるのです。
最も一般的なのは。
「秋なすは非常に美味なので嫁などに食わすのはもったいない、自分が全部食べる」
という意味ですが、他にも
「秋なすは体を冷やすから、大事な嫁に食べさせるな」
という、正反対の意味もあります。
さらには、
「秋茄子は種が少ないので、子種ができなくなるから食べさせるな」
という説もあるのです。
その秋なすの冷凍焼きなすは、調理済みのなすを冷凍してあるので、レンジでチンするだけで、本格的な秋なすの味が楽しめます。
9月の果物といえば?
9月の果物といえば、トップに来るのはかきでしょうか。
他にもイチジクなどおいしそうなものが多いですね。
柿
国産の和歌山産の富有柿です。
100年以上農家をしている農園の柿で、糖度は16度以上もあります。
甘みが強く肉厚で食べ応えがあるのが、特徴なんです。
いちじく
山形産の生いちじくです。
大きくて香りが良く、実はプチプチした歯ごたえの、生で食べられるいちじくなのです。
山形県庄内地区の成田農園が、精魂こめて育て上げた逸品です。
あけび
あけびは秋の風物詩!
秋の野山では木に蔓を伸ばしたあけびが美しい紫色の実をつけています。
その実の中の甘い果肉を食べた事がある方もいると思いますが、山形では果皮も肉詰めやてんぷらなどにして食べるそうです。
あけびを使った調理方法には、あけびの中に具をいれてフライパンで炒めるというものなどもあるそうですよ
ネクタリン
https://item.rakuten.co.jp/kizunasann/nectarine_wakeari_5k/
千曲川のほとりにある、長野県北信州の小布施町の産直ショップ製です。
Su-eat農場で減農薬で朝獲りしたネクタリンの、直送品です。
甘酸っぱくて濃厚な味をどうぞ!
シークヮーサー
沖縄産の皮ごと丸絞りした、生のシークヮーサージュースです。
ダイエットに効果があるという、ノビレチンが豊富に含まれていて、運動の後の疲れとりにも効果があります。
産地は沖縄北部の大宜味村ですが、シークワーサーの生産も消費も日本一だそうです。
ここでは3500人の村民中、90歳以上の方が80人以上というその数字が、シークワーサーの効果を証明しているのではないでしょうか。
9月の記念日といえば?
9月の記念日といえば、秋分の日(秋のお彼岸)や敬老の日などが第一に来ますが、他にも防災の日(9月1日)や動物愛護週間(9月20日~9月26日)もありますので、見ていきましょう。
秋分の日(9月23日頃) 秋のお彼岸
昭和23年(1948年)に制定された、
祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ
ための祝日です。
秋分の日の前後それぞれ3日間をいれた7日間が、『秋のお彼岸』となります。
最初の日を『彼岸の入り』、最後の日を『彼岸明け』と呼びます。
先祖を供養するためにお墓参りをしたり、おはぎを作ってお供えしたりしますね。
秋分の日は、春分の日と同じく、太陽が真東から昇って真西へ沈み、昼と夜の長さが同じになる日ということになっています。
もっとも、正確には同じでない場合の方が多いようですね。
日の出も日の入も『太陽の上辺が地平線と一致する瞬間』が定義となっています。
日の出も日の入も『上辺』ですから、太陽が沈む時(日の入)は、視野角で太陽の半径分余計に移動しなければ、『上辺』に達しません。
そのため、その移動時間分、昼の時間の方が長くなることになります。
これが測定の基準が、『太陽の中心』であれば、太陽の移動距離と時間は同じになります。
もう一つ、大気による屈折もあります。
日の入りの時は、実際の太陽は既に地平線の下に沈んでいるのに、見かけの太陽はまだ見えていると言う現象が、大気による屈折のため起こります。
これらの理由で、秋分の日でも日夜の時間が違うということになるわけです。
敬老の日(9月第3月曜日)
敬老の日は、お年寄りをいたわり、その長寿を祝う日です。
少なくともその『建前』はそのようになっています。
現実には・・・
「ケッ! あのクソ爺い、はよ死ね!」
という場合の方が多いのかも知れませんね。
敬老の日の起源は、兵庫県多可郡野間谷村(当時)では、1947年(昭和22年)9月15日に村主催の「敬老会」を開催したのです。
それが、『敬老の日』の起源であると言われています。
そのため、以前は毎年9月15日と決まっていましたが、2002年(平成14年)からは9月の第3月曜日に変更されています。
その理由は、もちろん連休にするためです。
ちゃんと由来があるのに、連休にするために勝手に移動してしまうなど、役人の考えることは、
So It Goes・・・(そんなもんさ・・・)
防災の日(9月1日)
防災の日は毎年9月1日となっています。
この9月1日は、大正12年(1923年)に発生した、
関東大震災
にちなんだものです。
死者・行方不明は10万5千以上という、日本の災害史上最大最悪の被害となりました。
被害の大半は火災によるもので、その理由は地震が発生した時刻が『11時58分32秒頃』と、大半の人が
食事の支度のために火を使っていた
ことによるものと言われています。
大震災と呼ばれる災害では、それぞれの震災ごとに死因に特徴があります。
この関東大震災では火災による焼死、阪神・淡路大震災では建物の倒壊による圧死、東日本大震災では津波による溺死が多いのです。
この時期は台風も多い時期ですし、
非常食、飲用水、医薬品、防災グッズなどの準備
など、災害への備えを普段から心がけておきましょう!
動物愛護週間(9月20日~9月26日)
動物愛護週間は、動物を愛し、動物と人間の絆を強めることを目的として定められた記念週間です。
その始まりは、アメリカ動物愛護協会が1915年に制定したことによります。
日本では、9月20日~9月26日となっていますが、残念ながら日本人の間では知らない人の方が多いようですね。
海外、特に英国での動物愛護ぶりは凄いものがあります。
なにせ、動物虐待法の方が児童福祉法より早く制定され、又その罪も児童福祉法違反の罪より重いというお国柄なのです。
流石に、人より動物の方が大事というのはおかしいと、毎年のように改正要求が出されるのですが、動物愛護団体の猛反対で、あっという間につぶされるそうです。
欧米では、特に盲導犬や介助犬でなくとも、犬と共にレストランやホテルなどに出入りするのはごく普通のことなのです。
世界一の動物愛好国イギリスでは、犬が入場を断られた場合、即刻と言って良い程素早く動物愛護団体が行動します。
店の前でデモをやったり、時には入口を封鎖したりという荒技まで駆使するので、店の方が悲鳴を上げて降参するそうですよ。
海外での動物奇譚では、有名なものでタイタニック号の沈没時のエピソードがあります。
1912年のタイタニック号沈没の際、傾いたデッキには大きな犬を連れた一等船客がいたのです。
おりよく通りかかった救命ボートに一人分の空きがあったので、船員はその船客をボートに乗り移らせました。
ところがその船客は、
「私の犬は? 私の犬もこのボートに乗せてくれ!」
「お客さん、それは無理です。 このボートはもう満員です。 あんな大きな犬を乗せたら、ボートが沈んでしまいます!」
その時船客はどうしたと思いますか?
「なら、私も船に残る!」
と、一瞬のためらいもなく傾きかかったタイタニック号に乗り移ったのです。
そうして愛犬と共に従容と海に沈んでいったそうです。
もう一つ、これは比較的最近のことです。
世界一の動物愛好国イギリスでも、土佐やロットワイラーなどの猛犬を飼うには、一定の条件を満たさなければならないということになりました。
あるアパート暮らしの老婦人は大きなロットワイラーを飼っていたのですが、その条件を満たすことは到底不可能でした。
明日は愛犬が処分されるという夜、老婦人は愛犬に毒を飲ませ、自分も同じ毒をあおりました。
つまりは心中ですね。
動物好き犬好きの私としては、犬と心中しろとまでは言いませんが、日本人にはもう少しだけ動物にも愛護の心を持っていただきたいと、痛切に思います。
結び
9月にはお月見やお彼岸、残暑などを連想しますね。
また、記念日も動物愛護週間とか、防災の日、秋のお彼岸(秋分の日)、敬老の日と、9月には色々な行事があります。
今回は、それらに加えて、9月の花や旬の食べ物なども紹介しました。