冷蔵庫・冷凍庫

冷凍庫が凍らないで溶ける原因や自分でできる対処法を紹介!

さてさて今日も暑かった・・・

ではアイスクリームなど食べて一息入れようか。

 

と冷凍庫から取り出したアイスクリームは

溶けていた!

冷凍の海老ピラフも溶けていた・・・

 

というような経験をした人は
かなり多いのではないでしょうか。

 

暑い盛りに冷凍庫が
まともに動かないとなると
これは一大事です。

 

それがうっかり冷凍庫のドアを
閉め忘れたというようなことなら
致命的な問題ではありません。

 

中の食品は大問題になっていますが・・・

 

しかし、ドアの閉め忘れもないのに
何故か冷凍庫が冷えないとなると、
うろたえてしまいますよね。

 

そこで今回は、
冷凍庫が冷えない時の原因や
自分でできる対処法を紹介していきます!

冷凍庫が冷えないときの考えられる原因は?

冷凍庫が冷えない原因は
このようなものがあります。

霜がついている

おそらく原因としては、
これが一番多いのではないかと思います。

 

冷凍庫の冷却器は、
フロンやアンモニアなどの
冷媒ガスを使用しています。

 

その冷媒ガスが、

圧縮-膨張-蒸発-気化

のサイクルを繰り返して
気化熱により庫内を冷却しているのです。

 

冷凍庫は奥のパネルの後ろに
冷却のための装置があり、
そこの冷媒ガスが入った
U字型の冷却パイプがあります。

 

そこに霜や氷がつくと
冷却の能力は大きく低下します。

 

特に、機能低下が進み
霜と言うより氷状になってしまうと、
霜取り機能では除去できなくなってしまいます。

 

こうなると、フロンやアンモニアなどの
冷媒ガスの熱交換機能が低下し、
冷やすためのコンプレッサーが
稼働する率も減ってしまうという
事態になってしまうのです。

 

ドアが閉けたままだった

このケースも多いようですね。

 

それでも上記のように
氷になっていなければ
霜は霜取り機能で除去できます。

 

扉の開け閉めが多すぎる

これが原因の場合も多いですね。

 

冷凍庫の温度設定が『弱』になっていた

温度設定のダイヤルにうっかり手が触れて
設定が変わってしまったり、
冬場に冷えすぎないように『弱』にして
そのまま忘れていたとか、
原因は色々とあります。

 

食品が多すぎる

これも多いケースです。

 

食品の間に隙間もないくらい
詰め込むと、冷気が庫内を循環せず
その結果冷えないということになります。

 

温かい食品を入れていた

暖かい食べ物は冷蔵庫に取っては大敵です。

 

食品の温度が高ければ、
その分冷却効率も落ちますので、
さましてから入れるようにしましょう。

 

冷凍室の冷気の吹き出し口が塞がれている

これはぎっしり詰め込み過ぎて
吹き出し口まで塞がれている場合や、
霜が着いて吹き出し口が塞がれた場合
などが考えられます。

 

設置の状況が悪い

設置の状況とは、置き場所の選択と
考えればよいでしょう。

 

太陽光が直接当たったり、
壁との間にぴったりつけて
設置しないようにするなどですね。

 

故障

機械的な故障となると
これは素人には手におえません。

 

修理屋さんの出番ですね。

 

 

冷凍庫が冷えない時の対処法は?

冷凍庫が冷えない時の対処法ですが、
自分でできる簡単な故障判断法があります。

自分でできる簡単な故障判断

冷凍庫の側面に、ぴったり耳を当てて
音を聞きます。

 

この時はドアや窓を閉めて
小さな音でも聞こえるようにしておきます。

 

その際、サラサラあるいはザーという

水の流れるような小さな音が聞こえれば

冷媒ガスは循環しています。

 

つまり冷却機能は生きているわけですね。

 

もし、その音が聞こえなければ、
冷媒ガスの循環は止まっている、
ということになります。

 

その場合は、冷媒ガスそのものが
漏れてしまったり、循環のための
ポンプが働いていなかっりします。

 

そうなると、素人では対処は不可能でしょうね。

 

但し、これは冷媒ガス関連のみの
判断法で、他の原因の場合は
これで判断することはできません。

 

冷凍庫が冷えない原因別の
対処法です。

 

霜がついた場合

霜が着いた場合には、

  • ヘラでこそぎ落とす
  • ドライヤーを使う
  • 温水で溶かす

などの対処法があります。

 

ヘラでこそぎ落とす

のは一番簡単ですが、
大量に霜が着いている時には、
かなりの手間と時間がかかります。

 

それと他の部分に傷をつけないように
十分注意する必要があります。

 

ドライヤーを使う

のはかなり有効です。

 

ちょっと怖いのは
熱を加えても冷凍庫が故障
あるいは劣化しないのかという点ですね。

 

それと、ドライヤーで霜取りをした場合
メーカーの保証対象から外れる可能性もあると思われます。

 

温水で溶かす

のも効果があります。

 

用意するのはこのようなものです。

 

  • お湯適量
  • 厚手のタオル数枚(できるだけ多く)
  • ゴム手袋

まず予めお湯を沸かしておきます。

 

次ぎに冷凍庫・冷蔵庫内の食品を全て出します。

 

生ものなどはドライアイスを入れた
クーラーボックスに入れれば短時間ならもつでしょう。

 

タオルを冷凍庫の下にひきます。

 

そしてお湯をかけていくのですが、
お湯の温度は、熱めの風呂程度でないと
やけどのおそれがありますので、ご注意を。

 

霜にお湯をかけ、溶けた水は
その都度タオルで拭き取っていきます。

 

そして最後に乾いたタオルで
から拭きをして水分を完全に拭き取り
庫内を十分に乾燥させます。

 

尚、霜取りについては、以下の記事で
詳しく紹介しています。

 

冷凍庫の霜の原因は?なぜ急にできたりするのかの理由や対策を紹介!

扉が閉けたままだった・扉の開け閉めが多すぎた

この2つは対処法は同じです。

 

冷凍庫の扉の開閉はできるだけ少なく、
閉め忘れは絶対にしないように注意することです。

 

又、扉のパッキングが劣化
又は変形している場合は、
パッキングの交換となります。

 

扉自体が変形(歪んだり)している時は
修理代より新しく買い換えた方が
コスト的には安くなりそうですね。

 

冷凍庫の温度設定が『弱』になっていた

これは対処というより

常に注意する

ということでしょうね。

 

特に冬場に弱めに設定してとる時は
夏になってもそのことを忘れていたりします。

 

5月か6月頃のカレンダーに、

『冷凍庫設定確認!』

などと書いておくとよいかも知れませんよ。

 

食品が多すぎた

この対処法は

食品の量を減らす

ということにつきます。

 

それと食品を整理して、
食品の間に空間をおくようにすれば
さらによいでしょう、

温かい食品を入れていた

この場合は
暖かい食品を冷凍庫に入れる時には、

必ずさましてから入れるという習慣

をつけるようにしましょう。

 

冷凍室の冷気の吹き出し口が塞がれている

冷気の噴き出す所には、
食品を置かないようにします。

 

もし霜などで
吹き出し口が塞がれている場合は、
霜取り命令発動となります。

 

設置の状況が悪い

冷凍庫を置く場所は
直射日光が当たらない場所を選びましょう。

 

又、冷凍庫の背面や側面には
必ず5~10センチ程度の
空間を開けるようにします。

 

故障

故障が明らかである場合は
修理となりますが、
最近の家電製品は

修理より買い換えた場合の方が安い

という、困った傾向があります。

 

とはいえ、古い商品の引き取りも
有料の場合が大半ですし、
難しい所ですね。

 

対処法の最後に、最後の手段を紹介しましょう。

 

但し、これで治るという保証は
全くありませんが、
どうせ捨てるならやってみる価値はあるかもしれませんよ。

 

以下は霜を取る為の
かなり酷烈というか究極の方法です。

 

究極の霜取り法

これは非常に簡単です。

 

なにもしなくても良いのです。

 

つまり

電源コンセントを抜き、扉を開けて

3日間ほど放置します。

 

それだけです。

 

全く何もする必要がありません。

 

但し、庫内の食品類は事前に
退避又は消費しておく必要があります。

 

スペアの小型冷蔵庫でもあれば
そこに一時避難すればよいのですが、
冷蔵庫のスペアを持っている人は少ないでしょう。

 

3日となるとクーラーボックスも役には立ちません。

 

となれば、食品は事前に数日かけて
お腹の中に退避ということになります。

 

この方法は、
要するにドライヤーやヘラ、
お湯の代わりに、
自然の温度で霜を溶かすというわけですね。

 

余計な力や熱を加えないだけに、
冷凍庫へのダメージは
これが一番少ないかも知れませんよ。

 

しかも、ドライヤーやヘラが届かない
所でも、冷凍庫の全ての場所の
霜が取れるという利点もあります。

 

実際にこれで完全に復帰したという
例もあるのです。

 

一応霜は取ったけど、やはり冷えが悪い
というケースには、
これをやってみるのもよいのではありませんか。

 

霜が着くのは何故かという動画です。

 

パッキンの隙間をふさぐ動画です。

 

こちらはパッキンの交換の実際です。

 

 

溶かしてはいけないものがある時はどうする?

冷凍庫の霜取りなど
対策をする時には
どうしても庫内の温度は上がってしまいます。

 

では、溶かしてはいけないものが
ある時はどうしたらよいのでしょうか?

もっとも良いのは、今は使っていない
小型の冷蔵庫などがあれば、
ピンチヒッターとして登場してもらうことです。

 

もう一つの方法はクーラーボックスなどに
ドライアイスを入れ、そこに溶けては
困る食品を入れることです。

 

これで2~3時間は大丈夫でしょう。

 

スペアの冷蔵庫もクーラーボックスも
ない場合・・・

冷凍食品は食べてしまいましょう。(笑)

 

対策をする前から、順次冷凍食品を
食べていけば、実際に対策をする時には
ほぼ冷凍食品はなくなっています。

 

 

結び

暑い最中に冷凍庫が冷えないというのは
非常に困りますよね。

 

しかも、冷凍庫やエアコン類は
故障する時には必ずといって良いほど

一番暑い時に故障する

のです。

 

これが『マーフィーの法則』というものです。

 

今回はその冷凍庫が冷えない原因や
対処方法、自分でできる簡単な修理
などを紹介しました。

 

扉を開けたままにしないなど、
非常に常識的な対策ですが、
実際にそれをするかしないかで
大差がでるようです。

 

「そんなのわかってるさ」などと
馬鹿にせず、こまめに実行すべきでしょうね。

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