修学旅行の旅行先として
選ばれるのは古くからの歴史が
ある「京都」「奈良」を選ぶ
学校が多いのではないでしょうか。
多くの歴史的建造物を見て、
古都を感じていると、ふと
後ろに気配が。
そう、鹿です。
修学旅行で選ばれがちな奈良の
奈良公園には鹿がいて、売店の
鹿せんべいをあげるのが有名です。
クラスメイトのなかには
「鹿せんべいってどんな味」
と食べてみるお調子者は
いませんでしたか?
はたしてあれってどんな味がするのでしょうか?
鹿せんべいの味はどんなの?
出典元:https://www.irasutoya.com/
鹿せんべいは
「小麦粉」「米ぬか」「水」
を混ぜたものを焼いているだけです。
焼いたばかりの時は少し香ばしい匂い
がしますが、食べてみると味はしません。
むしろ食べた後には香ばしさのあと
米ぬかの粒が口の中に残るので
後味は悪いそうです。
材料的には、人間が食べても問題は
ないと思います。
鹿が食べても害がないように
味付けや保存料などの添加物も
入っていないので、安全と言えば
安全に思えてきますよね。
人間は食べても大丈夫なの?
出典元:https://www.irasutoya.com/
材料を見ると食べても平気じゃん、
と思ってしまいますよね。
保存料や味付けもないのであれば
むしろ体にいいのでは、とまで思ってしまいそうです。
しかし人間が食べる食品には、
「食品衛生法」という厚生労働省
の決めたルールがありますが、
この鹿せんべいは鹿用の食品
ですので、このルールは適応外となります。
安全の確保や公衆衛生の面から
考えられている食品衛生法が
該当しませんので保存方法なども
特に取り決めはありません。
また売られている時も、売店の
机の上にバンッと積んであるだけなので
虫などが止まったかもしれません。
それに人の手が触れていたり、
人が多く行きかう観光地では
埃をかぶっていたりすることもあります。
あくまで、鹿用ですので
つべこべ文句は言えません。
食べないのが1番ですね。
鹿せんべいはどこで食べれる?
出典元:https://www.irasutoya.com/
それでも食べたい、という人は、
奈良公園に行くと本場の鹿せんべいが
食べれるでしょう。
奈良公園で売られている鹿せんべいは
市内の限られた5つの工場で作られています。
ちなみに奈良公園にいる鹿は、
観光客へのおもてなしが上手な鹿ばかりです。
鹿せんべいをあげる前に「お辞儀」を
するとお辞儀を返してくれるって
知っていましたか?
すべての鹿がしてくれるわけではないですが、
どうしたら鹿せんべいを快くもらえるか
というのを熟知しています。
野生の鹿と触れ合えるのも珍しいですが
こんなにも礼儀正しい野生動物が
いるということで、海外でも有名のようです。
日本人のマナーの良さは海外では
有名ですが、日本に住む動物もマナーがいい
と喜んでもらえるようです。
ちなみに奈良公園の鹿はしっかりと
信号をみて、青信号で横断出来るみたいです。
鹿は小学生低学年ぐらいの知能を
持ち合わせているようですよ。
奈良公園で売られている鹿せんべいの
収益の一部は、怪我や病気をした鹿の
保護のために使われているそうです。
10枚で150円の鹿せんべいを「高い」と
感じる方もいるかもしれませんが、
観光地を守り、地域を活性化させる役割
もあることを知ると、思わず
買わずにいられなくなるのではないでしょうか。
鹿愛護会の作った鹿せんべいは
証紙(薄い白い紙)が十字になって
止めてあり鹿の絵が書いてあります。
違う絵柄の場合は正式なものではなく
鹿愛護会へ収益が入らず、奈良の鹿の
保護には役立ちません。
気をつけてくださいね。
この鹿せんべいは鹿だけに
限らず他の動物も食べることが
出来るので動物園に卸したりすることも
あるそうです。
「自分の家のペットに食べさせてみたい」
ということでしたら、味は変わりますが、
「鹿肉で出来た鹿せんべい」なら
売っています。
鹿肉と牛肉のブレンドから出来ているので、
犬は喜びそうです。
鹿を守るためでもある鹿せんべい。
旅行で行った際に、男子高校生の
ポッケに入っている「しおり」
を鹿がむしゃむしゃ食べようと
していたことがありました。
紙やビニール、持っているお菓子など
鹿が食べて体を壊すものばかりです。
買うのが面倒だからと手持ちの
お菓子などをあげないようにしましょう。
奈良公園にいる鹿は、普段は木の実などを
食べて生活しています。
鹿せんべいはあくまでおやつです。
午前中は喜んで食べてくれますが、
夕方に行くとおやつを食べすぎて
鹿せんべいガン無視することがあります。
普段は芝のはえている広場に
いますが夕方になると木が
生い茂った小さな森に帰っていくので
スケジュールを組む時は
気をつけてください。
旅行の際は四方八方に群がる鹿に
隙を見せず、鹿の安全を守ることも
気をつけてくださいね。
まとめ
人間と鹿が観光地で共存していく為に
保存料や味付けを抜いて作られている
鹿せんべい。
興味本位で食べちゃうこともありますが
お腹を壊さない、とは限りませんので
自己責任でお願いします。