ケーキを買うとついてくる
ドライアイス。
ケーキも楽しみだけど、もくもくと
広がっていくドライアイスも
小さい頃は楽しみでした。
でもいつも見ているだけ。
触ろうとすると怒られるし
食べようと思っても怒られる。
でも一度は食べてみたい!
って思ったことはありませんか?
ドライアイスを食べるとどうなる?
出典元:https://www.irasutoya.com/
「食べてみたい!」と思っても、
実はとっても危険です。
まずドライアイスというのは
二酸化炭素を-79℃に凍らせたものです。
見ていると分かるとおり、
ドライアイスは凍っているから
といって常温で置いておいても
溶けて液状になることはありません。
小さくても凍らせる能力が強く、
口の中に入れても溶けずに
凍ったままなのです。
そのまま食べることは危険ですが、
ドライアイスを小さく砕き、
飲み物いれれば飲むことは出来ます。
(気化するときの煙が出て
楽しそうですよね)
その際も、固形物が口の中に
つかないように気をつけてください。
またストローなどを使うとストローに
くっついてしまうので気をつけましょう。
学校によってはドライアイスを
飲み物に溶かして飲めるかどうか
実験する、という授業も
あるようですね。
溶けてしまえば、二酸化炭素が
溶けたものになるので「炭酸水」と
同じです。
ドライアイスで実験をしたり
食べてみようという気持ちは
分かるのですが
密閉されるようなペットボトルなどの容器には入れないようにしてください。
密閉されたペットボトルや瓶に
ドライアイスを入れると、
ドライアイスは気化しようと
煙を出しますが、
容器が圧力に耐えられなくなってしまい破裂してしまう恐れ
があります。
ドライアイスは気体になると
体積が750倍になるので危険です。
ペットボトルが破裂することで、
違う怪我を負う場合があります。
また、狭い空間でドライアイスを
扱おうとすると中毒症状を
起こしてしまう場合があります。
しっかりと窓を開けたり、換気扇をつけて換気をしましょう。
小さなお子さんはもちろん
中学生ぐらいの子はそういった
知識もありませんので、大人が
しっかり見ながら、遊んだり
実験させるようにしましょう。
体に何か害はあるの?
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もし、そんな凍ったドライアイスを
食べてしまうと、口の中でも溶けず
そのままくっついてしまいます。
無理に剥がそうとすると口の中の
粘膜や舌が傷ついてしまいます。
また、口の中だけでなく食道に
入ってしまうと簡単にはとれません。
そして、気化しようと煙も
出てきて、怪獣のようになります。
-79℃ですので、凍傷になる恐れがあります。
口の中の粘膜につかなければ、
食べることは出来ますし、
水にいれれば炭酸水と同じ物
ですので、特別害はありません。
温度が安全ではないだけで、
ドライアイス自体の成分は
害ではありません。
食べてしまった後の対処法は?
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もし口の中でくっついてしまった場合は、
ぬるいお湯を飲みましょう。
温度は体温より少し高めの38~40℃
ぐらいを目安にしましょう。
ここで、ポイントなのが、
いっきに飲み過ぎないようにすることです。
ドライアイスは常温に出した時に、
冷気がもくもくと広がっていきますよね。
いっきに水を飲んでしまうと、
その状態が器官で行われることになります。
すると急激に二酸化炭素が体内
に入り苦しくなります。
いくら慌てていても、いっきに
飲まないように気をつけて下さい。
もし、ドライアイスを食べてしまい
口の中にドライアイスがくっついてしまうと
口の中が凍傷になる恐れがあります。
早めに取り除けば問題はありませんが、
あまり長いと粘膜を通り越して
筋肉層まで傷つき、
酷い場合は壊死してしまう恐れがあります。
ですので、ドライアイスを
食べてしまった場合は、
口の中や舌・歯ぐきであれば
歯科や口腔外科へ、
食道の場合は消化器外科か
消化器内科にかかりましょう。
だいたいのものは食道で
止まるかと思いますが、
酷いと胃に入ってしまう場合があります。
その場合は胃の粘膜も、筋肉層も
やられてしまう恐れがあります。
ひりひりと痛みが続いたり、
水ぶくれになってやけどのような
症状が出ますが、やけどと
同じ対処をしないようにしてください。
分からなければ、
「#7119」の救急相談センターに
電話して聞いてみましょう。
また、人間はもちろんですが、
煙の楽しさにつられてペットの
犬や猫もも近寄っていったりするのでは
ないでしょうか。
動物は人間のように痛みを訴える事は
出来ないので、ドライアイスは
ペットが触らないように
気をつけてくださいね。
まとめ
ドライアイスを食べたい気持ちは
分かりますが、1番は食べない事が
何よりも安全です。
安全に食べることよりも、
危険なものには近寄らないのが
1番ですよ。
こういった予備知識をしっかり
持って、安全な環境で使い、
怪我をしないように気をつけましょう。