うなぎ

うなぎの血は毒があって失明する可能性が?目に入った時の対処法は?

うなぎ、うまいですねえ。

 

 

今回は、

うなぎの血は毒があって、目に入ると失明の危険性がある

 

というのは、本当なのか?

 

またその時の対処法なども見ていきましょう。

うなぎの血には毒がある?

では、うなぎの血には毒がある

というのは本当なのでしょうか?

 

ズバリ言うと、

本当です!

うなぎの血には

イクシオヘモトキシン(ichthyohemotoxin)

という毒物が含まれています。

 

 

うなぎ、あなご、うつぼ、はもなどの

『ウナギ目』の魚類は、血液(血清)に

この『イクチオヘモトキシン』という

毒性物質が含まれているのです。

 

尚、うなぎの血の毒には

特定の固有名詞は特にないらしいですね。

うなぎの血の毒による症状は?

 

昔の民間療法では

うなぎの生き血は

肺炎や肺尖カタルに効くと

いわれていたのですが

その根拠はどうもないようですね。

 

うなぎの毒素は血だけではなく

あのヌルヌルにも同様の毒素

含まれています。

 

うなぎの血を飲んだ時の症状

 

うなぎの血を飲んだ場合は、

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚の発疹
  • チアノーゼ
  • 無気力症
  • 不整脈
  • 衰弱
  • 感覚異常
  • 麻痺
  • 呼吸困難が引き起こされ、死亡することもある

とされています。

しかし、実際に

うなぎの血を飲んで死亡した例

というのは、皆無に近い状態らしいですね。

 

これは約1000ミリリットルという

相当大量の血を飲まないと

致死量に達しないということもあるようです。

 

うなぎの血の血が目に入った場合の症状

うなぎの血の血が

目に入った場合の症状は

強い目の痛みと、それに続いて涙が止まらない、まぶたが腫れる、結膜炎を発症する

 

などが起こることもあるとのことです。

 

この場合

失明の危険性もあるといわれていますが

実際に失明した人がいるのかどうかは不明で、若干疑問が残りますね。

 

うなぎの血が口に入った場合の症状

うなぎの血は

皮膚や粘膜についた場合でも

炎症を引き起こします。

 

  • 焼けるような強い痛みと粘膜が赤くなる
  • 唾液が多量に出るなどの炎症

 

が起こるそうです。

うなぎの血が皮膚の傷口から入った場合の症状

皮膚に傷がある場合

たとえば調理の際に

その傷口にうなぎの血がついた時.

 

痛みと腫れ、むくみ、化膿

などが起こることもあるそうです。

 

こうして見ますと

ウナギの血が人間の身体についた場合は

どの部位であってもなんらかの障害が起こるようです。

 

 

うなぎの血が目に入った時の対処法は?

 

これは

直ちに(できるだけ早く!)流水で十分洗い流す

しか、対処法はなさそうですね。

 

元々うなぎの血が目に入るという状況は

うなぎをさばく時しか思い当たりません。

 

うなぎのさばきは

フグほどではありませんが

かなりの危険が伴います。

 

素人は手を出さない方が無難です。

 

うなぎの血の毒抜きの方法は?

うなぎの血の毒抜きの方法ですが

これは至って簡単です。

加熱すればよい

のです。

それだけです。

うなぎの血の毒は熱には大変弱く

60度以上で5分以上加熱すれば

毒の成分はなくなります。

 

 

しかし、刺身など

生で食べる場合の毒抜きは

非常に困難で危険です。

 

 

毒がある成分、

血液を完全に除去するしか

毒抜きの方法はないということになります。

 

ウナギの毒抜きのプロと素人の違いは、

プロには、毒が残っているかいないかは見ればわかるが、素人には判断がつかない

という点です。

 

そんなわけですので、素人が面白半分に手を出すのは、決してお勧めできません。

うなぎの刺身は毒のせいで食べないの?

うなぎの刺身を出す店が

ほとんどないのは

毒のせいだけではなく

お店の方から見ると、

うなぎの刺身を作るのは、手間がかかりすぎて採算が合わない

ということもあるようですね。

 

なにしろ、普通の刺身に比べて

5倍以上の手間がかかるそうなのです。

 

それだけに味の方は好評です。

 

もし、うなぎの刺身を出す店を見つけたら

一度味わってみるのも一興ですね。

 

結び

見た目はエグイが食べておいしいのがうなぎです。

ところが、そのうなぎは血に毒があり、血を飲んだりすると危険なのです。

もっともこれは素人には到底無理で、プロの板さん(それも専門の)が作ったものでないと、怖くて食べられません。

うなぎの刺身は食べたし、命は惜しし・・・ということですね。

 

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