年に一度とはいえ、誰にあげようかとか、
お札の折り方から、表書きの書き方まで、
考えておかねばならないことが多いのが、お年玉です。
どうせあげるのなら、できるだけ気のき
いたものにしたいものですよね。
ならば、単にお年玉袋にお金を入れて渡
すだけではなく、何か一筆、一言メッセージ
を添えて渡そうかと思うのも、当然でしょう。
しかし、その『一言』が中々思い浮かば
ないこともあるでしょう。
又、その一筆メッセージを何処に書いた
ら良いのかも、難しいところですね。
そこで今回は、その一筆メッセージの例
文と、ポチ袋のどこに書いたら良いのかを見ていきましょう。
お年玉の一言メッセージはどこに書く?
お年玉を貰う方の子供になって考えて見ましょう。
ただ名前と表書きしか書かれていないお年玉
袋より、そこになにか一筆書いてある方が、
間違いなく嬉しいだろうと思いますよ。
ということで、まずお年玉の一言メッ
セージはどこに書いたら良いのでしょうか。
最初に誰もが思いつくのは
お年玉袋の表
でしょう。
しかし、お年玉袋の表には、表書きと宛
名を書くのが通例です。
それプラス一筆となると、お年玉袋の表
は文字で埋まってしまい、読みづらく
なってしまいますよね。
しかも最近のお年玉袋は、表には
イラストなど入っているものが多いのです。
とても一筆メッセージなど書くスペースはありません。
となると残るのはお年玉袋の裏です。
裏面には通常こちらの名前を書きます。
「〇〇より」と書いた所の前、或いは後
に、そのメッセージを書くと良いですね。
又は、メモ用紙に書いてお金と一緒にお
年玉袋に入れておくという手もあります。
その時には、あまり小さい紙ですと、子
供に気づかれないということもありそうです。
せっかくのお金と一筆メッセージですから、
それではあまりにも哀しいです。
ある程度大きくて目立つ用紙なら、
そのようなこともないと思います。
あるいは、しゃれたカードに書いて、
お年玉袋に同封というのも良いでしょうね。
お年玉の一言メッセージの例文を紹介
さて、ではお年玉袋の一言メッセージに
は、どんなことを書けばよいのでしょうか。
などと考え始めると、文章を書くのが苦
手な人は、
尚更メッセージが浮かんでこなくなってしまいます。
なに、一言メッセージを書くことなど
至極簡単なことです!
あなたが相手の子供に対して、こうして
欲しい、こうだったら良いなと、普段
思っていることを、そのまま素直に文字にすればよいのです。
この際、文章のうまい下手など全く関係
ありません。
要は思っていることが書いてあるかない
か、問題なのはそこだけです!
難しく考えることなど全く必要ないのです。
普段は恥ずかしくて口に出して言えない
言葉でも、お年玉袋の添え書きならば書
ける筈です。
相手の子供も、素直な気持ちがにじみ出
ているそのメッセージには、大いに喜ん
でくれるでしょう。
親に言われると頭が痛くなりそうな言葉
も、おじさんやおばさんにお年玉付きで
言われれば、話は別です。
きっと、「なら、がんばらなくちゃと…」
と思ってくれるでしょうね。
ただ、書く内容は、
成功や明るい未来を予感させる文言
を使いましょう。
それではお年玉に添える一言メッセージ
を、年齢別に紹介していきます。
幼稚園
「○○くん(ちゃん)へ
あけましておめでとう
いつも元気いっぱいの
○○くん(ちゃん)」
「あけましておめでとう!
今年もいっぱい遊ぼうね。」
「明けましておめでとう!
ことしもどうぞよろしくね。」
小学生
「ことしから1ねんせいだね
ともだちをたくさんつくってね。」
「今年から○年生ですね。
いっぱい遊んでいっぱいお勉強して、
お友達と仲良く過ごしましょうね。
いつも応援しています。
○○より」
「〇年生になったね、
いっぱい勉強したり遊んだりして
今年も良い1年を送ってね。」
「今年はなにをやってもうまくいくように。」
中学生
「今年も良い一年にしよう!」
「今年はクラブで良い成績を残せるよう頑張れ!」
「お気に入りのスパイクを買って、
クラブ活動をより充実させてね!」
「ことしは君の夢がかないますように」
「○○君に明るい未来が開けますように」
高校生
「いよいよ受験ですね。応援している
から精いっぱいがんばってね。」
「あけましておめでとう!今年も後悔
のない一年を過ごそう」
「日々の努力が身を結ぶ!」
「精一杯がんばれば大丈夫さ」
「○○君(ちゃん)へ
明けましておめでとう
いよいよ受験ですね。
今までずっと頑張ってきたんだから、きっと大丈夫。
○○君(ちゃん)の夢がかないますように。
○○より」
又、書きたいことが多すぎて、お年玉袋
にはとても書ききれない、という場合も
あるかと思います。
そのような時には、お年玉袋の本体にで
はなく、お年玉袋に添えた手紙に書く、
という形にしてもよいのではないでしょうか。
手紙なら長くても問題ありませんし、相
手の子供もこちらの親身さに喜んでくれると思いますよ。
ただ、これは相手の子供が小学生以下の
場合は、やめておいた方が無難でしょう。
小学生以下の年齢では、あまり長い文章
は途中で嫌になって投げ出す恐れが多分
にありますからね。
結び
お年玉袋に一言メッセージを添えるとい
うのは、中々良いアイデアですね。
貰う方の子供から見ても、ただお金が
入っているだけのお年玉袋より、おじ
さんおばさんから親身なメッセージが
書いてあれば、ひとしお嬉しさがわいてでるでしょう。
一言メッセージを書く場所は、どこでもよいのです。
しかし、最近のお年玉袋は表にはイラス
トなどが入っている場合が多いので、
やはり裏ということになります。
また、長い文を書きたければ、お年玉袋
に手紙を添えるという手もあります。
みなさんもことしの正月には、お年玉袋
に一言メッセージを添えてみませんか!