雪かきのトラブルはしない人がいたりマナーの問題?解決方法は?

雪国の雪かきは本当に大変ですね。

 

雪は見た目より遙かに重いのです。

 

3000メートル級の高山の雪は乾燥粉雪で
比較的軽いのですが、都市部に降る雪は
湿雪で、水分を多量に含んでいます。

 

そのため湿雪は非常に重いのです。

 

「雪のように軽い」などと思っていたら、
ひどい目に会いますよ。

 

雪かきは大変な重労働ですが、しないわ
けにはいきません。

 

しなければたちまち往来に困るからです。

 

ところが、

雪かきでのトラブルは雪国では大変多い

ようですね。

 

そこで今回は、雪かきのマナーと、トラ
ブルについて対処法などを調べてみました。

雪かきのトラブルはどんな原因がある?

雪かきでのトラブルは意外に多いのです。

 

そのトラブルの原因は、

自分の敷地内に雪を置いた

などが多いようですね。

 

他にも、公共地などの共有部分の雪かき
をしないとか、屋根から落ちる雪が自宅
側に入るなど多様です。

 

そこでまず、雪かきのやり方やマナー
どを紹介しましょう。

雪かきのトラブル原因一覧
  1. 人の敷地に雪を捨てない
  2. 雪を道路や川に捨てない
  3. 雪は道路の側溝やマンホールに捨てない
  4. 雪かきの範囲の決定に注意する
  5. 屋根から落ちそうな雪に注意する
  6. 雪に水やお湯を撒かない
  7. 融雪剤や塩を、人の敷地に流れそうな場所に撒かない
  8. 面倒だから雪はほっとくはNG

 

1の『人の敷地に雪を捨てない』は、

トラブル防止の絶対的ルールです。

 

おそらくは雪かきのトラブルの過半数は、
この他人の敷地に雪を捨てることから発
生しているのではないでしょうき。

 

雪は融ければ水なんだから、ちょっと位
敷地内に入ってもいいじゃないか、とい
う言い分は通りません。

 

これは法令にも違反しているのですから、

絶対止めるべきです。

 

この人の土地に雪を捨てないを守るだけ
で、雪かきのトラブルは半減するのでは
ないでしょうか。

 

2の『雪を道路や川に捨てない』も、揉め
ごとの原因になることが多いようですね。

 

雪国では共有の雪捨て場が設置されている
ことが多いのです。

 

でも、すぐ目の前にあればともかく、遠い
所だとそこまで

運んでいくだけで疲れてしまいます。

 

雪は意外に重いものですし、しかも、
雪捨ては一度や二度では済みません。

 

ついつい手近な道路や川に捨ててしま
うわけです。

 

しかし、歩道や車道に雪が放り出されて
いれば、歩行者や車両にとっては大変な
迷惑です。

 

迷惑なだけでは済まず、

歩行者が転倒したり車がスリップしたり

で大きな事故に繋がることもあります。

 

川には元々水があるのだから、雪くらい
捨ててもかまわないのでは、と思うかも
知れません。

 

しかし、川が一度に流せる水量には

一定の限度があります。

 

川に大量の雪が捨てられるとその限度を
越えて、雪解けの際に氾濫する恐れもあ
ります。

 

なので川に捨てるのもやめた方が無難ですね。

 

3の道路の側溝やマンホールに捨てない
同じ理由からです。

 

4の雪かきの範囲の決定に注意するという
ことは、雪かきの範囲に共有地がある場
合などです。

 

このような場合には、あらかじめ誰がど
までやるかを打ち合わせしておかないと、
トラブルの元になります。

 

では、具体的に雪かきはどこまですればよいでしょうか。

 

自分の敷地内は当然やりますが、家の前
の道路などの公共用地はするべきかどう
か迷いますよね。

 

これはマナーやルールとして

はっきり決まってはおりません。

 

とはいえ、家の敷地に隣接している道路
は雪かきをする人が多いようなのです。

 

ですから、このあたりが一応のマナーと
いうことになるのでしょうね。

 

5の屋根から落ちそうな雪は、大変危険です。

 

もし、屋根が道路に面している場合は、
あらかじめ雪止めを設置しておくなど
の用意が必要でしょう。

 

通りかかった通行人が、屋根からの落雪で

負傷したりするケースはかなり多いのです。

 

又、ある程度雪が積もったら、こまめに
雪下ろしなどしましょう。

 

6の雪に水やお湯を撒かないというのは、
そのかけた水やお湯で完全に

雪が融けるなら問題ありません。

 

しかし、ある程度積もった雪は、多少の
水やお湯では完全に溶かすのは無理です。

 

残った雪は凍り付き

スリップや転倒の原因になります。

 

最近は、融雪剤という、撒くだけで雪が
とけるという便利なものがあります。

 

7の融雪剤や塩を、人の敷地に流れそうな
場所に撒かないというのは、融けた水が

他人の敷地に流れ込み、塩害などが発生する恐れがあるからてす。

 

なので、塩や融雪剤を使う時には、あら
かじめ融けた水がどこに流れるかを見定
めておく必要があります。

 

最後の面倒だから雪はほっとくは、これはNGです。

 

面倒でも雪は処理しておこないと、自分の

敷地を通ることすらできなくなります。

 

雪を何処に捨てたら良いのか迷う時には、
とりあえず、自分の敷地の片隅にでも置
いておけば、問題は無いでしょう。

雪かきのコツは?

まず服装ですが、重ね着が原則です。

 

雪が降り積もる地域は当然寒い所ですが、
無闇に厚着すればよいというものでもありません。

 

雪かきはかなりの重労働ですので、

始めればすぐに暑くなってきます。

 

その際に一枚ずつ脱いだり着たりして、
こまめに温度調節をしましょう。

 

寒い時に汗をかくと後で風邪を引いた
りしますので、ご注意を!

 

又、雪かきの前には、スポーツ同様に

簡単なウォーミングアップをしましょう。

 

これで雪かき後の筋肉痛や関節痛は、
ある程度は予防できます。

 

雪をすくうコツは?

いきなり地面と並行にスコップを入れ、
持ち上げようとすると大変な力がいり、
すぐ疲れてしまいます。

 

特に湿雪の場合は雪同士がくっついて
いるので重いのです。

 

まず、雪の表面に

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このように上からスコップを突き立てて、

垂直に切れ目を入れます。

 

その後その切れ目の部分に下からスコップ
をいれ、すくい上げれば、楽に持ち上げられます。

 

しかも、雪はサイコロ状にまとまってい
ますので、持ち運びも容易です。

雪かきのトラブルの場合はどうするのがいい?

前項でも書いたように、雪かきのトラブ
ルで最も多いのは、

他人の敷地内に雪を捨てたというものです。

 

雪深い地域では、どこにいっても雪ばか
り、雪の持っていき場所がないのです。

 

対処法としては、まずは町内会の会長さ
んに相談してみましょう。

 

それでらちがあかなければ、役場や市役
所に相談します。

 

それでも解決しなければ、最後は警察
いう順序になります。

 

また、法的な解決になりそうなら、弁護士
に相談するのも良いでしょうね。

 

具体的には、まず町内会の会長さんなど
に相談します。

 

この町内ではどうしているのか、これま
でのトラブルの事情を話して相談します。

 

それでだめなら、次は

市町村の土木課や道路を管理している担当部署

に相談しましょう。

 

その際には、会長さんには「解決しなかっ
たので今度は役所に相談してみようと思
います。」

 

と話しておけば、会長さんの顔をつぶす
こともないので、良いかもしれませんよ。

 

法的な解決法としては、このような方法
があります。

 

自分の敷地内に雪を捨てられた場合は

『妨害排除請求』を捨てた人に対して行います。

 

捨てた雪の除去をするように要求するのです。

 

雪を道路に捨てた場合は、公道であれば

『道路交通法や道路法』が適用されます。

 

雪であれ他のことであれ、交通の妨害に
なるのは法令に違反するのです。

 

又、いきなり裁判ではちょっとという場
合は、警察に事情を話して警察から注意
してもらう方法もあります。

 

雪かきでの事故防止には?

雪かきでの事故防止には、まず

雪かきは日中にした方が安全です。

 

雪かき中に転倒したり、気分が悪くなっ
て倒れたりした時でも、日中なら助けを呼べます。

 

これが深夜では誰も見ている人はいないでしょう。

 

ですから、雪かきは日中に行うべきなのです。

 

又、雪かきには転倒防止のため、

スパイク付きの靴か、取り付け式のスパイク

を使いましょう。

 

特に坂道の途中などに済んでいる人には、
必需品かも知れませんよ。

 

スパイクは大げさで恥ずかしいという人
には、一見普通の紳士靴だが滑りにくい
という製品もあります。

 

HAWKINSの『防水・防滑ビジネスシューズ』
などがその例です。

 

又、雪道でもスリップしにくい歩き方もあります。

 

歩幅は狭めにし、つま先だけでなく

靴底全てをしっかり道路につけます。

 

脚を上げる時にも、蹴るように上げるので
はなく、すっと靴底全てを同時に持ち上げます。

 

これは登山の際の歩き方と同じですが、

スリップ防止には非常に効果があります。

 

雪国の人々は、普段から雪に慣れていま
すので、スリップしない歩き方なども自
然に身についています。

 

しかし、寡雪地域で突然大雪が降ったと
いうような場合には、歩き方も意識して
歩かないと危険があります。

 

結び

大雪の時には雪かきは必須です。

 

しかし、その雪かきでトラブルになる
場合が多いようですね。

 

特に多いのが、自分の敷地に雪を捨て
られたというケースです。

 

そのような場合には町内会の役員さんに
相談したり、更には警察に話して注意し
てもらうなどの方法もあります。

 

又、雪かきや雪下ろしの際の事故は、

死亡事故も含めて非常に多いので、

注意が必要でしょう。

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