気候

寒波と寒気の違いを分かりやすく説明!仕組みや意味も!

このところの日本の気候は、明らかに異常ですね。

 

夏はやたら暑いし冬はやたら寒い。

 

大雨と強風の日が多く、夏と冬が長くて春と秋が短い。

 

夏は6月から6月の4ヶ月、冬は12月から
3月の4ヶ月、春は4月と5月だけ、秋は
10月と11月だけで、1年の大半は暑いか寒いかの状態なのです。

 

日本国内で40度を超える気温の日がある
とは、これまで想像すらしていませんでしたよ。

 

しかも、この異常な高温は日本だけでは
なく、世界的な現象なのですね。

 

そして今年の冬は大雪と大寒波です。

 

一体世界の気候はどうなっているのでしょうか。

 

そこで今回は、寒波と寒気の違いはなに
か、異常気象と気象兵器などを

考察して行きます!

寒波と寒気の違いは?

大寒波という言葉は時々聞きますが、

大寒気というのはあまり聞かないですね。

 

では寒波と寒気の違いは、寒さの大小の
違いなのでしょうか?

 

どうもそれとも少し違うようですね。

 

寒波とはその地域の平均的な気温より、
著しく低温な気塊が波のように押し寄
せてくる現象のことを言います。

 

寒気との一番の違いは、その寒い期間です。

 

寒気は1日2日程度ですが、寒波は

3日から1週間近くになることもあります。

 

寒波は北極近くの高緯度から中緯度地域
によく起こります。

 

規模の大きいものは『大寒波』と呼ばれ
ることもあります。

 

その寒波が起こる原因ですが、北極周辺
には、非常に冷たい空気の塊(北極気団)
があります。

 

この空気の塊は北極を中心として、膨ら
んだり縮んだりといった動きを繰り返し
ているのです。

 

この「膨らんだり縮んだり」という動き
は、寒気の南下・北上を意味します。

 

大きく膨らんだ時には「寒気が南下する」
などと表現されたりします

この「寒気の南下」あるいは「寒気の放出」

が寒波と呼ばれるものなのです。

 

「寒気の南下しやすさ」や「寒気の放出
されやすさ」は、北極の極高圧帯と中緯
度高圧帯の気圧の差に左右されます。

 

この気圧の差は北極振動と呼ばれ、数週
間から数十年の周期で同じような気圧差
のパターンとなります。

 

南北の気圧の差が大きいと、北極気団の
周りを流れる寒帯ジェット気流が強まっ
て冷たい空気を動きにくします。

 

そのため寒波の起こる頻度は低くなります。

 

逆に気圧の差が小さいと、寒帯ジェット
気流が弱まって冷たい空気を動きやすく
し、寒波の頻度は高くなります。

 

この時が寒冬になるのですね。

 

尚、南極でも同じ現象があり、

南半球の寒波の原因になっています。

 

寒気が南下すると、暖かい空気との境界
に寒帯前線ができ、一緒に移動してきます。

 

前線の近くでは低気圧が発生しやすく、
しかも発達も速いので、気圧の差がよ
り大きくなります。

 

そのため、より強い寒気を引き込んで、

寒波も更に強いものとなるわけです。

 

この北極振動と、赤道付近のラニーニャ
現象との相互関係が、日本の寒波の大き
な要因となっています。

 

ところが、その日本を襲う寒波について
新たな考察がありました。

 

「低気圧経路の変化がもたらす北極の温
暖化とシベリアの寒冷化」というタイト
ルの研究論文です。

 

大気は高気圧から低気圧へ流れ、また高
気圧の周辺では時計回りに流れ出します。

 

北極海の中でも

バレンツ海は温暖化が進んでいる所です。

 

海氷面積が少ない冬は、普段はシベリア
の沿岸付近を通っている低気圧が、もっ
と北よりの北極海を通ります。

 

そのためバレンツ海付近では、普段は来
ていた低気圧が来ないので、気圧が高い
状態になり、北極海は暖かくなります。

 

一方、高気圧の東側には冷たい空気があ
るため、西シベリアでは寒気が溜まって
いきます。

 

その溜まった寒気が南下して日本にやっ
て来ると、大寒波となるのです。

 

これが最近の寒波の原因である、という
説なのです

確かに頷ける説ではありますね。

異常気象はなぜ起きる?

出典  国立環境研究所 地球環境研究センター

まず異常気象とはどのようなものなのか、
気象庁での定義からです。

 

気象庁では、「過去30年の気候に対して

著しい偏りを示した天候」

を異常気象と定義しています。

 

又、世界気象機関では、「平均気温や降
水量が平年より著しく偏り、その偏差が

25年以上に1回しか起こらない程度の大きさの現象」を異常気象と定義しています。

 

どちらも最近数十年の気候と大きく異な
る場合が異常気象ということですね。

 

エルニーニョ現象やラニーニャ現象は、
異常気象の原因になるとされています
が、これがイコール異常気象というわけではありません。

 

異常気象の原因としては、以下のような
ものがありますが、これには人為的な原
因(ヒートアイランド現象など)も含まれています。

 

異常気象の原因
  1. エルニーニョ・南方振動
  2. 北極振動
  3. 南極振動
  4. マッデン・ジュリアン振動
  5. ダイポールモード
  6. 大規模な火山の噴火
  7. 太陽活動の変動
  8. 地球温暖化
  9. ヒートアイランド
  10. 森林破壊、砂漠化(土地の不毛化)、氷河や永久凍土の融解などの、土地利用(地面の状態)の変化

 

太陽活動の変動は、大きな気候の変化の原因となります。

 

地球には氷河期と間氷期という、気温の
大変動する時期がありますが、これは

太陽の黒点数の変化によるものが大きいとされています。

 

間氷期には海水温も上昇しますし、それ
による低気圧の多発もありうることです。

 

実際に、地球の歴史上過去にも海水面が
上昇していた時期があり、現在よりもか
なり高い位置に海面があった事もわかっています。

 

日本でも古来、夏が暑い年は冬がとても寒くなる

という言い伝えがあります。

 

となると、現在の間氷期の次の氷河期は、
途轍も無い極寒の時代になるかも知れませんよ。

 

もっともその氷河期が来る頃には、私たちどころか人類そのものが生存していない可能性も多分にありますが・・・

温室効果ガスによる地球温暖化

も見逃せない要素です。

 

温室効果ガスとは主として二酸化炭素
(炭酸ガス)ですが、自動車や工場などの
排出物には、これが多量に含まれています。

 

つまり
人為的な原因ということですね。

 

過去数十年の間に、異常気象の発生率は
急速に上がってきています。

 

これが全て地球温暖化によるものとは言
えないでしょうが、気候にかなり大きな
影響を与えていることは間違いありません。

 

ここで重要な事は、異常気象とはこれま
での

25-30年の平均値に大きく外れる場合、

であるという点です。

 

ということは、現在の気象が30年継続す
れば、それが平均値ということになります。

 

現在の、猛暑も極寒も台風の多発も、

それが『普通の気象』ということですね。

 

納得できるようなできないような、微妙
な定義ではあります。

 

「嘘も100回言えば本当になる』という
言葉がありますが、異常気象もそれと
同じなのかも知れませんね。

気象兵器

ここで珍説をご紹介しましょう。

 

最初にお断りしておきますが、この説の

真偽は全く不明です。

 

不明というより、最初からあまりまとも
な説ではありません。

 

いわゆるトンデモ説で、その内と学会で
も取り上げるかも知れないというしろものです。

 

ですので、一つの『お話』として読んで
いただければと思います。

 

尚、カッコ内は私によるツッコミです。

 

出典 にほんブログ村 政治ブログ及び【人工地震と異常気象の起こし方】(ディセミネーション)

『気象兵器』

というものがあるそうです。

 

太陽のエネルギーを、人工衛星でマイク
ロ波に変換して地上に送信し、それを地
上で受信すれば、膨大な電力が得られます。

 

(そもそも太陽エネルギーを簡単にロス
なく、マイクロ波に変換できるものか、
非常に疑問ですね。)

 

このマイクロ波をそのまま海に照射すれ
ば、海水温は上昇し海水が蒸発、その結
果雲となり雨を降らせる事が可能です。

 

エネルギーの量が大きければ、

台風を発生させることもできるでしょう。

 

日本のとある天文学者が観測を行ってい
て、200メートルクラスの

大型人工衛星を4基発見しています。

 

これらの衛星は登録がされておらず、全て正体不明です。

 

(上のデータの真偽も不明です。)

 

また、米海軍の原子力潜水艦が海底で不
審な調査または作業をしていると見られ、

原爆の設置を行っている可能性があります。

 

(なぜ、不明な調査が即原爆設置に繋がる
のかは、毎度お馴染みの不明です。)

 

地球温暖化問題は政治プロパガンダであ
り詐欺なのです。

 

(地球温暖化については、諸説ありすぎて
はっきり言って私にもわかりませんが、
少なくとも二酸化炭素だけの問題ではなさそうですね。)

 

過去の事例からみても近年発生している
地震は、純粋水爆と気象兵器からなる

テロ攻撃であるという可能性が非常に高いのです。

 

(なぜ、地震が水爆と気象兵器による攻撃
かという証拠は、全く示されいません。

 

いきなり断定してしまっているのです。

 

こういう論法ならば、太陽は地球の惑星
である、ということもできますね。)

 

結び

寒波と寒気の違いは、寒い期間の長短にあります。

 

通常、

寒気は1日2日程度、寒波は数日から1週間程度

とされているのです。

 

異常気象は、最近数十年の平均的気候と
大きく異なる現象とされています。

 

つまり、現在の気象が後30年続くと、そ
れが平均的気候(通常の気候)となり、
異常ではなくなってしまうのです。

 

現在の、猛暑も極寒も台風の多発も、

それが『普通の気候』ということになります。

 

こうなると、なにが普通でなにが異常な
のか、わからなくなってしまいませんか?

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