2017年は、多摩川の花火大会が
ゲリラ豪雨となり
暴風雨で悲惨な花火大会になった
と有名になりました。
テレビでも多く報道されておりましたが
花火大会が行われる時期は
台風とも重なりやすく
延期や中止になることも少なくありません。
そのため、花火大会の日程をずらす
という案も出ているそうです。
雨の被害にあう前に
事前に中止になればいいのですが
中止になる条件とは決まっているのでしょうか。
これを見て
今年は天候に一喜一憂されることが無いようにしたいですね。
花火大会が雨で中止になる条件は?
出典元:https://httsfield.exblog.jp/11797187/
花火大会が中止になる条件としては
「花火を打ち上げることに関する」法律に
条件が載っています。
花火は火薬を使うので
火薬の取り扱いについての法律を守る必要があります。
詳細については環境局のHPにも記載がありますが、風については、
地上風速7メートル以上ある強風が10分間以上続いた場合は、安全に火薬が消費されない恐れがあるので、煙火の消費を中断もしくは中止する必要がある、とのことです。
雨については、煙火の消費場所を含む地域に、大雨警報若しくは、洪水警報が発令されているとき、または大雨注意報・雷注意報が発令されており、煙火の消費が十分に行われない場合は、中断もしくは中止する必要がある、。
どちらにせよ、法律上の条件としては
花火大会開催時の天候によるものが多いので
事前に中止になるものとは言えません。
浴衣などの用意もありますし、早めに分からないのでしょうか。
花火大会が中止になる時はいつ決まる?
出典元:https://httsfield.exblog.jp/11797187/
こちらも上記同様
火薬を使用するためには
事前に申請を行う必要がありますので
主催者側が行っています。
提出書類のなかには
「煙火消費の中止判断時刻」という
記載があります。
そこには
「○月○日○時に責任者が中止と判断する」
と書かれており
その日程は主催者が記入しております。
これはだいたい
花火大会の公式ホームページ
掲載されていることが多いです。
例えば、土曜日の夜に花火大会が行われる予定だったが、台風が近づいていた場合、提出する計画書に「金曜日の19時に判断」されていれば、いくら台風が早く過ぎ去ってしまおうと、金曜日の夜の判断が決定となります。
一度中止となったものを
「やっぱやーめた。やろう!」は出来ません。
花火大会は、花火を打ち上げるだけでなく
トイレの設置や、現場設営、交通整理などの費用がかかっています。
事前に報告することで、
防げる費用というのもでてきます。
ですが、主催者側も
中止にしたくないのが本音です。
特に、せっかく作った花火は
直前の中止であれば湿気を吸ってしまうため
使い回しがききません。
1年間花火師さんたちが、
丹精込めて作った花火は
空に打ち上げられることなく
廃棄となってしまうのです。
そんな残念なこと、主催者側も、観客も
もちろん花火師さんが一番したくないですよね。
そのため、この計画書に
記載されている日時は、前日よりも
「花火大会当日の朝」が記載されている場合が多いです。
早ければ早いほど観客としては
準備が早く出来るものの
楽しみにしていた分
最後まで粘りたいですよね。
花火大会は、地域住民の夏の風物詩ですし
家族で見たり、恋人と見たり
友人と見たり、思い出が作れる絶好のチャンスです。
花火大会が雨以外の天候で中止になる時はある?
出典元:https://woman.excite.co.jp/article/love/rid_Cafegoogirl_17800/
雨の他には、上記にも記載の通り
暴風でも中止になります。
また近年では、雷なども多く見られます。
2017年の多摩川花火大会では
暴風雨とともに
落雷によるけが人も発生しており
「たかが雷」では済まされない事態です。
少しでも雷雨の可能性がある場合
近年は主催者の責任も問われるので
花火大会を強行するわけにはいきません。
花火大会自体に「予備日」が設定されておれば
主催者も延期を決断することが出来ますが
場所の問題や、屋台
アルバイトのスタッフの兼ね合いもあるので
判断が難しいです。
もしかしたら、他の場所でのお祭りや花火大会が決まっていた場合、せっかく見に行ったのに、屋台が少なかったり、現場の状態が不十分な場合もあります。
延期になった花火大会は
ある程度、持参するのもいいかと思います◎
もし、前日が雨であれば、
河川敷で行われることが多い花火大会は
ビニールシートなどを持参するようにしましょう。
まとめ
子どもも大人も、夏の1番の思い出になる花火大会。
大人になっても地元の花火大会と聞くと、なんだかウキウキわくわくしてきます。
街全体が盛り上がっているあの日がとても懐かしいですね。
ですから、中止になんてなってほしくないのが本音です。
多くの人が残念な思いをするぐらいなら、雨や台風が少ない時期に行うのも、アリかもしれません。
いつか、花火が夏の思い出じゃなくなってしまう日がくるんでしょうか。