「メンズバレンタインデー」という言葉、SNSやネット記事でちらほら見かけることはありませんか?「バレンタインは女性から」というこれまでの常識に、新たな風が吹き始めています。
結論から言えば、メンズバレンタインデーは「9月14日」に男性から女性へ感謝や愛を伝える、日本発の記念日です。しかし、その背景には意外な由来があり、現代では少し違った形で受け止められています。
この記事では、気になるこのトレンドの全貌を、その起源から最新の楽しみ方まで、余すところなく解説します。
1. メンズバレンタインデーの正体:日付と基本的な考え方
1いつ?何の日?
メンズバレンタインデーは、ズバリ9月14日です。ホワイトデー(3月14日)のちょうど半年後にあたります。
「バレンタイン→ホワイトデー」という「贈る→お返し」の一方的な流れを変え、男性側からも積極的に愛情や日頃の感謝を伝える機会を作ろうという発想が根底にあります。
2. 意外すぎる由来:誰が、なぜ作ったのか?
この記念日の制定者は、「日本ボディファッション協会(NBF)」という団体です。1991年に制定されました。
「ボディファッション」とは、主に女性用下着やナイトウェアを指します。つまり、この記念日は業界の販売促進策としてスタートしたというのが、紛れもない事実です。
当初は「男性から女性に下着を贈る日」という、非常にビジネス色の強いコンセプトでした。この由来を知ると、「なるほど」と納得する一方で、少し複雑な気分になる人も多いでしょう。
3. 現代の実態:実際には何を贈っている?
由来が「下着」だからといって、現代ではそれに縛られる必要は全くありません。SNS上では「逆バレンタイン」というくくりで、多様な贈り物がシェアされています。
2現在の主流ギフトトレンド
- 高級スイーツ:バレンタインのチョコに対する「逆襲」として、または新たな甘いサプライズとして人気。
- 体験型ギフト:ディナーや小さな旅行、共同作業ができるワークショップなど、「思い出」を贈るスタイル。
- 日常の上質アイテム:花束、アクセサリー、普段使いできるブランド雑貨など、気軽に受け取れるもの。
- (関係性が深いカップル向け)ランジェリー:由来に沿った、ロマンチックな選択肢。
4. 世間のリアルな声と、海外との比較
3SNSにみる賛否両論
この記念日に対する世間の反応は二分されています。
「男性からアプローチする日があってもいい」「商業的でも、感謝を伝えるきっかけならアリ」「既存の記念日に加えて、サプライズの口実が増えるのは嬉しい」
「業界の販売戦略が透けて見える」「浸透していないので、かえって引かれる」「プレゼント疲れを助長するだけ」
海外から見ると「逆」でも何でもない
実は、海外の多くの国では、バレンタインデーといえば「男性から女性にプレゼントやディナーを贈る日」が伝統です。日本独自の「女性からチョコ」→「男性からお返し」という文化が特殊なのです。
つまり、世界的視点で見れば、男性から愛を伝える日はごく自然。日本のメンズバレンタインデーは、国際標準と自国文化の狭間で生まれた、少し独特な記念日と言えるかもしれません。
5. 賢い付き合い方:あなたはどう過ごす?
最後に、このトレンドとどう向き合うべきか、立場別のアドバイスをまとめます。
カップルの方へ:新しい「愛情表現のチャンス」と捉える
9月14日を、ささやかなサプライズの口実にしてみてください。高価なものである必要はありません。
「今日はメンズバレンタインデーらしいね。いつもありがとう」の一言とともに、小さな花や好きなスイーツを渡すだけで、十分な愛情表現になります。
片思い中の方へ:記念日名義はリスクあり
知名度が低いため、「メンズバレンタインデーのプレゼントです!」と渡すと、そもそも記念日を知らない相手は困惑する可能性が高いです。気持ちを伝えたいのであれば、「記念日だから」ではなく「あなたへの気持ちだから」という純粋な形で贈る方が無難です。
独身・観察派の方へ:ネットミームとして楽しむ
SNSの「#メンズバレンタインデー」「#逆バレンタイン」といったタグをチェックすれば、様々な贈り物の実例や、カップルのほっこりするやり取り、時には面白いネタ投稿を見ることができます。一つの文化現象として観察するのも一興です。
メンズバレンタインデーは、「下着業界発の商業イベント」として始まったが、現代では「男性からも愛を伝えよう」という現代的な解釈で、新たな愛情表現の機会として再定義されつつある記念日です。
大切なのは、由来に縛られすぎないこと。そして、相手との関係性を第一に考えることです。もしパートナーからこの記念日に言及があったら、それはさりげない期待のサインかもしれません。そんな時は、「何かしたいことがある?」と受け止めてあげられると、関係はより豊かになるでしょう。

コメントを残す