SNSで「#昭和プリン」がじわじわ盛り上がっているのを見て、「なんで今、あの固めプリン?」と不思議に思っていませんか? 実は、このブームの本質は単なる懐かしさではなく、「シンプルで本物の味」への回帰にあります。プロのレシピ公開でハードルが下がり、誰でも自宅のキッチンで“あの味”を再現できるようになった今が、挑戦のチャンスです。
1. なぜ今、「昭和の固めプリン」が熱いのか?
ブームの火付け役は、大きく2つ。純喫茶やレトロカフェの再評価と、プロによる公式レシピの公開です。
1「純喫茶」体験の家庭化
インテリアやBGMだけでなく、そこで味わう「固めプリン」や「クリームソーダ」そのものが、若い世代に「写真映えする」「味に安心感がある」と支持されています。非日常の空間で感じたあの味を、家でも再現したいという欲求が高まっているのです。
2プロの料理人が“正解”を明かした
和食の名店「賛否両論」の笠原将弘シェフが、自身のYouTubeチャンネルで「昭和のプリン」レシピを公開したことが決定打に。これにより、「自分でも作れるかも」という心理的ハードルが一気に下がりました。ネット上では「永久保存版」の声が続出しています。
2. 「固めプリン」と「普通のプリン」の決定的な違い
違いはズバリ、「食感」と「卵の風味」です。
材料がシンプル(卵、牛乳、砂糖)な分、卵そのものの濃厚なコクと風味が前面に。いわば、素材の味をストレートに楽しむスタイルが、現代人の琴線に触れているのです。
3. プロ直伝!「昭和の固めプリン」再現の3大コツ
ネットの話題レシピを分析し、家庭で成功させる最重要ポイントを3つに絞りました。
1卵は「混ぜすぎ」厳禁!切るように混ぜる
なめらかプリンとは真逆のアプローチ。卵と砂糖を切るように混ぜ、温めた牛乳を加える時も泡立てず静かに混ぜます。これで、きめ細かすぎない、ほどよい固さが生まれます。
2カラメルは「ほろ苦さ」が命
昭和プリンに欠かせないのは、甘ったるくないほろ苦いカラメル。コツは、鍋を揺すりながら色の変化を見ること。琥珀色になったらすぐに湯を加えましょう。
3低温でじっくり、ゆっくり加熱
オーブンなら150℃前後の低温で湯煎焼きが基本。中心までゆっくり火を通すことで、すが立たず、なめらかながらも固い食感に。竹串を刺して澄んだ液が出れば完成です。
- 卵液は泡立てない
- カラメルの色味を確認
- 低温でじっくり加熱
4. もう一つの主役「クリームソーダ」再現テク
プリンと並ぶ喫茶店の定番、メロンクリームソーダ。自宅再現の楽しみは「層」を作る工程と、本格的なメロンシロップにあります。最近では業務用風味のシロップも手に入りやすくなりました。
- グラス底にメロンシロップを注ぐ。
- 炭酸水を静かに注ぎ、軽く混ぜて層を作る。
- よく冷やしたバニラアイスをのせる。
- 生クリームを絞り、チェリーやミントで飾る。
SNSでは、レトロなソーダグラスを使った投稿が多く、見た目の可愛さも人気の秘訣です。
5. 世代を超えて共感!「昭和スイーツ」への声
このブームには、世代を超えた多様な共感が集まっています。
- 昭和世代(40代~):「子供の頃を思い出す」「懐かしい!あの味を求めてた」
- 若い世代(20~30代):「食感が新鮮」「シンプルで素材の味がするから好き」
- 子育て世代:「子どもと一緒に作れる」「添加物が少ない材料で安心」
「レトロ」という懐かしさだけでなく、「作る楽しさ」「シンプルな美味しさ」という新しい価値が見いだされている点が、ブームの持続性を感じさせます。
今回のブームは、一過性のノスタルジーではありません。素材の味を大切にした「固めプリン」や、華やかな「クリームソーダ」には、現代にこそ必要な「手作りの温かみ」と「純粋な楽しさ」が詰まっています。プロ直伝のコツを参考に、週末のひとときを、懐かしくて新しいスイーツ作りに費やしてみてはいかがでしょうか。

