きのこ

シロソウメンタケ(ニョロニョロ)を食べる方法やモドキとの見分け方は?

シロソウメンタケという、一風変わった
キノコがあります。

その名の通り、真っ白で細長い姿は、
ソウメンそっくりの白いキノコです。

シロソウメンタケは無毒なので、食用と
して食べられますが、無味無臭で特に美
味しいキノコではありません。

 

そのため、食用キノコとして扱われる事
はほとんどありません。

よく似たモドキ類がかなりあり、
見分けるのはキノコに馴れた人でも
中々困難です。

また、ムーミンに出て来るニョロニョロ
は、このシロソウメンタケではないか
ということが最近話題になっています。

 

そこで今回は、シロソウメンタケとは
どんなキノコなのか、その食べ方や
ムーミンとの関係などを見ていきましょう。

シロソウメンタケとはどんなキノコ?

ソロソウメンタケの種は、
ハラタケ目シロソウメンタケ科シロソウメンタケ属
となっています。

英名は、fairy fingers(妖精の指)という、
ファンタスティックなものです。

シロソウメンタケは、夏から秋にかけて
広葉樹の林内や草地の湿った土壌に発生
します。

 

大きさはやや小ぶりで、高さは3~12㎝で
すが、直径は3~4mmと非常に細く、キノコ
とも思えないような姿です。

 

また、キノコ特有の笠の部分の膨らみも
ほとんどなく、下から上までほぼ同じ太さ
になっています。

真っ白で細長い形をしたその姿が、ソウ
メンそっくりなことから、シロソウメン
タケと名付けられました。

 

発生地は北半球とオーストラリア、
南アフリカなどです。

 

毒はなく食べられますが、無味無臭
特に味というほどのものはありません。

そのため、食用キノコとして扱われる事
はほとんどありませんが、一部の地域で
は茹でるなどして食べる所もあるそうです。

 

要するに、あまり目立たない日陰の身のキノコなのです。

 

それがなぜ一部で注目されるようになっ
たかといいますと、どうやらムーミンがらみ
のようなのです。

ムーミンに登場するニョロニョロは、
このシロソウメンタケではないかと
いうことなのです。

 

これについては後項で詳しく紹介します。

 

もう一つは、このシロソウメンタケには、
そっくりさんのシロソウメンタケモドキ
何種かあるようだということも話題になっています。

これは次項で紹介します。

 

 

食べる方法やモドキとの違いは?

シロソウメンタケの食べ方
特に調理法とはないようですね。

 

要するに、特有の味とか香りとかうま味
などは全く無く、早く言えば無味無臭と
いうことです。

シロソウメンタケをそのまま食べてはあ
まりおいしくないので、
和え物や炒め物の具にするのが無難でしょう。

シロソウメンタケのレシピ

まずポン酢あえです。

 

  1. 根にあたる部分を取って水洗いします
  2. 脆いので丁寧に扱わないと簡単に折れてしまいます
  3. 1分程茹でる
  4. 水にさらしてポン酢をかけ、完成

このキノコは茹でるとシコシコにはなら
ず、むしろ柔らかくなります。

 

あまりキノコという感じはしないので、
キノコが好きでない人には向いている
かも知れませんよ。

 

シロソウメンタケをソウメンにする
逆転の発想です。

 

キノコとして食べるのではなく、
ソウメンそのものにして食べるのです。

 

昆布つゆを薄めたものにぶち込んで
温めれば完成です。

 

シロソウメンタケを流しソウメンに
してしまいます。

 

流しソウメンには少し長さが短いのです
が、そこは妥協しましょう。

 

流す道具はネット通販で2000円前後で購入出来ます。

 

問題は、シロソウメンタケは満腹になる
程とれないのではないか、という点ですね。

 

シロソウメンタケモドキの色々

シロソウメンタケのモドキには、このようなものがあります。

 

  • シロソウメンタケモドキ
  • カレエダタケモドキ
  • スリコギタケ
  • ナギナタタケ
  • ムラサキホウキタケ
  • ベニナギナタタケ
  • ムラサキナギナタタケ

シロソウメンタケモドキやカレエダタケ
モドキのように、瓜二つ、いや茸二つ
いうものもあります。

 

しかし、それ以外は似ていると言えば少
し似ている程度で、モドキとまでは言え
ませんね。

シロソウメンタケモドキ

シロソウメンタケモドキの種は、シロソ
ウメンタケ科シロソウメンタケ属です。

 

夏から秋にかけて、広葉樹林下に生え、
高さは7センチくらいまでで、全体が白色です。

 

シロソウメンタケとの違いは、枝分かれ
していて、胞子もより小型な所が相違点です。

 

とはいえ、モドキの名の通り、シロソウ
メンタケとは酷似しているので、余程注
意深く観察しないと判別は困難でしょう。

 

これも無毒で食べることができます。

 

カレエダタケモドキ

見た目は、白いこん棒状で、
ムーミンのニョロニョロによく似ていますね。

 

枝分かれしているものや、丸く丸まって
1回転しているものなど、様々な形のものがあります。

 

上にまっすぐ伸びているものより、無秩
序に適当に生えているようなものが多い
ようです。

ムーミンのニョロニョロとシロソウメンタケ

今話題になっているのが、
ムーミンのニョロニョロはシロソウメンタケだ
というものです。

 

役に立たないきのこさんが、ツイッター
にこんなメッセージを発表したのです。

 

「ニョロニョロの正体を突き止めました 
やっぱり正体はきのこです」

 

そのキノコがシロソウメンタケだったのですね。

 

確かに、画像を見比べれば納得するで
しょうが、ニョロニョロはシロソウメン
タケそっくりです。

 

あるいは、シロソウメンタケモドキか
のどちらかでしょう。

 

これに対しての、ムーミン公式Twitterの
アカウントからのコメントは、このよう
なものでした。

 

ムーミン公式サイト @moomin_jp のコメントより。

 

「ふふふ…ついにばれてしまいましたか… (´•ω•`)

あとはたっぷりと電気を帯びて人を感電させたら、

きっとまちがいなくこの子たちはニョロニョロですね」

 

ムーミンのニョロニョロとは

ムーミンには随分と多数のキャラクター
が登場しますが、その中でもニョロニョ
ロは特に風変わりなキャラクターなのです。

 

ニョロニョロは種から生まれ、夏至祭の
前の晩にその種を蒔くと、地面からニョ
ロニョロたちが生えてくるのです。

 

ムーミンのニョロニョロは、一種の
妖怪あるいはお化け的な存在です。

 

ニョロニョロの外見は、全身真っ白で細
く、白靴下のような形をしています。

 

背丈はムーミン達の半分位の高さで、
性別はありません。

 

身体に5本の指が、手にではなく体幹に直接ついています。

 

この短い指で、物を掴んだり投げたりで
きるそうですが、こんな短い手?でそん
なことができるものでしょうか?

 

彼?らは、目はついていても視力はほと
んどなく、会話もできませんが、その代
わりテレパシーでコミュニケーションができます。

 

ニョロニョロの特徴というか特技は、
体に電気を蓄えることです。

 

しかも、その電気で体を光らせることもできます!

 

勿論、触ったりすれば大変なことになります。

 

でもニョロニョロは、普段は至って穏和
なので、危害を加えるようなことをしな
ければ、こちらを攻撃したりはしません。

 

これがムーミンに登場するニョロニョロなのです。

 

結び

シロソウメンタケという、風変りな
キノコがあります。

 

その名の通り、真っ白で細長い姿は、
ソウメンそっくりの白いキノコです。

 

シロソウメンタケには毒はないので、食
用として食べられますが、無味無臭なの
で特に美味しいキノコではありません。

 

食べ方も、他の食材とあわせてあえものや煮物
にするなどが、無難でしょうね。

 

シロソウメンタケには、そっくりなモド
キが何種かあり、非常によく似ているの
で、判別は難しいのです。

 

また、最近話題になったのは、ムーミン
に登場するニョロニョロは、このシロソ
ウメンタケだ、というものです。

 

ムーミン公式サイトのアカウントでも、
「ふふふ…ついにばれてしまいましたか」
とコメントしています。

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